スマホと無線接続 小型軽量のプロジェクター
手軽にホームシアターを楽しみたい。そんな人へお薦めしたいのが、レノボ・ジャパンの「ポケットプロジェクター」。縦横10センチ強、重さ288グラムという小型プロジェクターだ(図1)。
最大約3時間駆動するバッテリーを内蔵するので、ちょっとした利用なら電源なしで使えるのが魅力だ。とても小型なので、普段はリビングに置いて使うが、夜は寝室に移動させて動画を視聴したり、旅行先に持ち込んでホテルや旅館の部屋で写真を映し出したりといった具合に使える。
場所を問わずに使える、もう一つの特徴が可動式のレンズ部(図2)。水平方向から真上まで、投映する方向を調整できる。通常、レンズ部を斜めに向けて壁へ投映するが、寝転びながら映像を見たいときなどは真上に向ければ天井に投映できる。
映像サイズは最大で110型。サイズの割に投映される映像も明るく、昼間でもカーテンを閉めれば映像を確認できるほどだった。映像のゆがみも自動的に補正されるため、自分で調整するのはピントぐらいだ(図3)。
接続はWi-Fi(図4)。アンドロイドは「Miracast(ミラキャスト)」、iPhoneは「AirPlay」機能により、スマホの画面を直接投映できる。またマイクロSDカード内の写真や映像を映し出すことも可能だ。動画の場合は音声も出力できる(図5)。
(ライター 原如宏)
[日経PC21 2016年9月号の記事を再構成]
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