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働きづらい職場にサヨナラ 新天地求めた女性らの本音

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NIKKEI STYLE

働きづらい職場なら、こちらからサヨナラ――。新天地を求めて転職した女性4人に、仕事で活躍する上で前の職場ではどんな課題があったのか、また、新しい職場では満足が得られたのか、本音で語ってもらった。

1級建築士取っても変わらぬ処遇

――転職を決意したきっかけは何ですか。

Aさん「商社に勤務していました。30代後半のバリバリ仕事をする女性上司がいましたが、残業が当たり前で打ち合わせも長く終電も気にしない。ついて行けないと思いました。女性社員が長く働き続けるのが難しいと感じました。同期の半分は女性でしたが私が辞めたときは女性同期の半数はもういませんでした」

Bさん「新卒でゼネコンに入社しましたが、当時は大卒女性は一般職採用しかなく、院卒でないと総合職になれなかった。デザイン担当で、1級建築士の資格を取って仕事で成果を示したが、総合職になりたいという希望は通りませんでした。上司は、年功序列、空きがないと説明するだけ。5年目には同期の総合職と給料に月10万円の差があったが、仕事量は同じ。腹が立ちましたね」

Cさん「物流会社で働いていました。仕事がきつくて辞める人が多かった。でも補充がないので、残った人間にしわ寄せがきて、さらに人が減っていた。上司にも人事部にも増員を要望したが、無理だと言われ辞めることにしました。10万人超の企業グループの子会社だったせいか、業務改善が進みにくかった。残業が多く、女性の先輩はほとんど30歳前にやめていくので、転職するなら30歳までと決めていました」

――30歳を過ぎると転職は本当に厳しくなる?

Dさん「1回目の転職の時は20代で、エントリーシートを書けば面接まではいけた。30代になってからの転職は『年齢が……』と言われて断られることが増えた気がします」

Bさん「30歳を過ぎると婚活で忙しくなるから30代前がいいと職場の先輩に言われました」

――何社受けましたか。転職活動の期間は?

Cさん「3~4カ月です。人材紹介会社に4社登録しました」

Dさん「私は4社受けて3カ月くらい。正社員にちゃんとなれることにこだわりました」

――みなさん前職があるうちに転職活動されたようですね。

Bさん「今考えると、仕事を辞めてから転職した方が、落ち着いてできるのではないかと思います」

Aさん「退職してしまうと、雇用保険などの手続きが面倒と聞いたので辞める前から進めました」

――上司に退職の意思を伝えてから実際に辞めるまでの期間は。

Bさん「1年くらい前から今手掛けている建物が完成したら辞める、と伝えていました。仕掛かりのプロジェクトを引き継がなくてもいいように配慮したので、辞めた後も前の会社との関係は良好です」

Cさん「1カ月半前でした。直属の上司に話を切り出そうとしたら、『辞めるなんて言わせないよ』と言われ、1カ月待ってと説得されました。その場は保留にしましたが、後日、やっぱり辞めると言いに行きました」

産休・育休の補充要員なく

Dさん「上司との個人面談で伝えました。職場は19人全員女性で5~6人が子育て中だった。産休・育休への理解はあるけれど、代わりの人の補充はないので大変でした。朝6時に子育て中の同僚から、子どもが熱を出したので職務を代行してという連絡をもらうのが怖かった。職場の既婚者は、産休を順番にとるため『今度は私がいくから』と話をしていた。私の転職はそのタイミングを見て切り出しました。同僚の産休と重なると抜けにくくなる」

――転職の満足度はどれくらいですか。

Cさん「100点。部署内の意見交換が円滑に進むところに満足しています。前職場は問題が起きると、誰が悪いかを探す感じだったので雰囲気がよくなかった。今は何かあると、みんなで意見交換して問題解決するので納得できます」

Dさん「私は70点。現在はベンチャー勤務なので、大きい会社から来てみると、システムが整っていないなど業務を進めるにあたりもどかしさもあり、カルチャーショックがあります」

Aさん「私は50点。いい会社だと思うけれど、保守的なところも多い。あと給料が下がった。転職前は重視していなかったけれど、月10万円くらい減りました。ヨガなど習い事を続け、転職前と同じペースで服を買おうとすると、貯金を崩さなければならないし」

――ほかの方は転職して給料が上がりましたか。

Cさん「私はあがりました」

Bさん「私も。今の仕事をしつつ、前の会社から外注で仕事を受けています」

Dさん「私はほぼ変わりなしです」

転職は勢いとタイミングが重要 風通し良い職場に満足

――失敗しない転職のこつを教えてください。

Bさん「タイミングと勢いではないでしょうか。転職しようと決めて動くとチャンスが転がってくる」

Dさん「やると思ったときにやらないと、めんどうくさくなる。したいと思ったときに確実に行動することが大事だと思う」

Cさん「転職に至らなくても一度、友人などに相談してみるなど、動いてみることが大事だと思います」

――こんな会社は辞めた方が正解という目安はありますか。

Cさん「どんどん人が辞めていく企業には、深刻な理由があると思います」

Aさん「子どもを育てながら働いている女性がいるかどうかは、見ておいた方がいいと思います。前職は仕事はやりがいがあったけれど、両立している女性はいなかった。逆に、あんな風にはなりたくないと思う女性上司はいた。そういうところは、避けた方がいい」

Bさん「同じ仕事なのに職種によって給料の差がある会社はダメ。どんな差別でも差別がある会社は辞めるべきだと思う」

(小河愛美)

 Aさん 新卒後、商社に6年勤務。結婚を機に長く働き続けられそうな職場を求めて転職。現在は大手メーカーでマーケティングを担当。29歳。

 Bさん Bさん 新卒後、ゼネコンの設計部に7年勤務。同じ仕事でも給与格差があることに嫌気がさし、不動産会社に転職。30歳、既婚。

 Cさん 人材派遣会社に勤務。新卒後、大手企業の物流子会社に4年半勤務し、あまりの忙しさに転職。27歳、独身。

 Dさん 現在は3社目の人材派遣会社に勤務。新卒後システム会社に5年半、その後広告代理店でアシスタントを2年半務めた。32歳、独身。

〔日本経済新聞朝刊2016年6月18日付〕

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