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出産後も働きたい女性は8割 男性の本音は?

日経ウーマンオンライン

2016/6/1

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2016年4月に女性活躍推進法が本格始動し、女性が働くことについて注目が高まっています。株式会社オークローンマーケティングが実施した「女性の働き方・働きがいに関する調査」(首都圏20~50代会社員・男女800名対象/2016年3月インターネット調査)で明らかになった、女性が働く上でのやりがいや不安、家庭との両立等についてご紹介します。

■「女性管理職登用」の推進は、男女とも大半が賛成

「女性管理職登用の推進」について聞いたところ、「賛成」「まあまあ賛成」という回答が男性79%、女性93.3%にのぼり、男女とも賛成派が多数を占めています。

しかし、総務省統計局の労働力調査によると、2014年の階級別役職者に占める女性の割合は、部長クラス6.0%、課長クラス9.2%、係長クラス16.2%と低く、女性管理職登用は進んでいない現状があります。

■女性は男性以上に「働きやすさ」「仕事内容」を重視

「職場での働きがい・やりがい・モチベーションを高めるために重視するポイント」を男女で比べてみると、女性が男性より5.5ポイント以上高かったのは「職場の雰囲気」「仕事とプライベート(家庭)の両立」「福利厚生・待遇の充実」の3項目で、働きやすさを重視する傾向がみられました。また、「やりたい仕事ができる」「自分の能力を発揮できる」など仕事内容にこだわっています。

反対に男性のほうが高いのは「評価・昇格の制度」「会社の成長」「責任ある仕事を任せてもらえる」「教育・研修の制度」で、会社や自身の成長・レベルアップを望んでいることが浮き彫りになりました。

■働く女性の8割以上が家庭との両立を不安に思っている

女性を対象に「働き続けるにあたって不安な要素」を尋ねると、「育児との両立」「親の介護との両立」が「非常に不安」「やや不安」を合わせて8割を超えており、仕事と家庭の両立を課題と考えていることが分かりました。

■女性の8割以上が結婚・出産後も働くことを希望

「結婚・出産後の理想の働き方」については、女性の5割以上が「産休・育児休暇を経て職場に復帰し、仕事と育児を両立したい」「産休後すぐに職場に復帰し、仕事と育児を両立したい」と回答し、復帰を望んでいることが分かりました。再就職やパートで働きたい人を合わせると、8割以上の女性が何らかの仕事をしたいと考えているようです。

男性についても、妻に出産後も働いてほしいと思っている人が42.0%、再就職やパートも合わせると76.5%の男性が妻に働いてほしいと思っていることが分かりました。

■ワーキングマザーの4人に3人は「育児と両立できている」

実際に子どもを持つ女性を対象に「今の職場で仕事と育児を両立できているか」と質問したところ、「上手く両立できている」20.0%・「やや両立できている」55.5%という両立できている派が75.5%で、両立に課題を感じているのは約4人に1人でした。

また、「両立のために必要なこと」を尋ねると、「夫・家族の理解・協力」が女性81%・男性72%とトップで、次いで「職場の雰囲気」「上司の理解」と続き、周囲のサポートが重要と感じています。

■「必要な制度」と「実際にある制度」に大きなギャップがある

「仕事と家庭・育児を両立させるために必要な制度と、働いている会社で導入されているもの」を聞いたところ、「短時間勤務制度」「産休・育休」「フレックスタイム制度」がトップ3。さらに「1時間単位での有休取得」「テレワーク」が必要だと思う女性が5割以上いるのに対して、実際に制度があるのはわずか14%・6.3%にとどまっています。今後、必要な制度を整えていくことが、仕事と家庭・育児の両立のための課題といえそうです。

(ライター 佐々木恵美)

[nikkei WOMAN Online 2016年5月17日付記事を再構成]

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