4つの性格タイプ別に分かる「人生が変わる服」

日経DUAL

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パーソナルスタイリストのみなみ佳菜です。このたび、初めての著書となる『4つの性格タイプから見つける いつの間にか人生が変わる服』を発売しました。私が魂を込めてお伝えしている“装いのチカラ”の基本メソッドを惜しみなくご紹介したいと思います。

育休中に「ゆるゆる服」「グレー服」ばかり来て着ていた人は注意

新年度が始まって2カ月。この春から育休復帰したという読者の方もいらっしゃると思います。異動し、新しい職場で奮闘中という方もいるでしょう。

「初めまして」や「よろしくお願いします」の連続で、知らず知らずに緊張がたまっているのではないでしょうか。そう。ビジネスでもプライベートでも、イチから信頼関係を築いていくのって、簡単なことではありませんよね。

ここであらためて知っていただきたいのが、私達が毎日着る「服」は内面を表す“コミュニケーションツール”であるということ。服から発信されるメッセージは、初対面の人と会った瞬間に「私はこういう人です」「こんな気持ちでここにいます」という自己紹介として相手に伝わり、第一印象として残ります。

そこから会話を進めていくうちに実際の性格や思いが徐々に伝わっていくわけですが、その内面が装いから受け取った第一印象と一致していると「思った通りの人だ」と相手に安心感を与え、信頼関係がスムーズに築けます。逆に、内面と外見にギャップが生じていると、「二面性がありそう」とか「ちょっと不思議な人だな」といったネガティブな印象につながってしまうのです。もったいない。

例えば、私のお客様でよくあるのが、育休復帰での失敗パターン。育休中は子どものお世話メインの生活でチュニックやゆったりめのパンツなど「ゆるゆる服」がワードローブの中心になりますよね。色味もパキッとした色より、曖昧な色やグレーなど周囲に溶け込むような地味な色が多いようです。

そして、いざ育休復帰となったときも、育休中の延長のような装いで再デビューしてしまう。「よし、また新たな気持ちで頑張るぞ」とやる気があったとしても、周囲には伝わらなくて空回り。「仕事を任せてもらいたいのに、なぜか遠慮されてしまうんです…」と悩んでいたお客様には、フレッシュなやる気を一瞬で表現できるオフホワイトのジャケットと顔回りが明るく見えるパールネックレスを提案しました。

同じように、美容関係の会社に勤めるAさんはニット中心の装いからジャケットを取り入れた装いに変えた途端、異例のタイミングで上司に呼ばれ、「3日後の人事でマネジャーに昇進が決まったから頑張って」と言われたそうです。

8年経っても婚活が成功しなかったのは、服装が理由だった?

仕事以外でも、装いで人生が変わったエピソードはたくさんあります。

婚活中だったBさんは、結婚相談所に登録して8年経ってもなかなか縁に恵まれず、“婚活疲れ”状態にありました。出会いのパーティーには、結婚相談所から勧められたフリフリピンクお嬢様系の服装で出かけていたそうです。が、よくよく話を聞くと、本当はフラダンスをこよなく愛するヒマワリのような快活なキャラクター。私が導入している「性格タイプチェック」をやってみると、見事なまでに“外見と内面のギャップ”が生じていることが分かりました。

結婚パーティーで声を掛けてくる男性はいても、一度デートしてみると「思っていたイメージと違いますね…」と相手の男性から距離を置かれてしまうことが多かったようです。そんなBさんのありのままの魅力をストレートに表現するオレンジ色のブラウスを提案して数カ月後。「佳菜さん、結婚が決まりました」と喜びのお電話をくださったのです。

Bさんにやっていただいた「性格タイプチェック」、どんなものか気になりませんか? これは、“内面と外見のギャップ”を解消するための第一歩として、私がパーソナルスタイリングのカウンセリングで最も重視しているステップです。

皆さんにもぜひやっていただきたいので、ここで思い切って公開しちゃいます。方法も至ってカンタン。ずらっと並んだキーワードを見ながら、「自分に当てはまる」と直感で感じたものにチェックを入れていくだけ。

全部チェックし終えたら、4つの色ゾーンごとにチェックの数を数えて、1番目にチェックが多かった色、2番目にチェックが多かった色の性格タイプを「診断結果」で確認してみてください。

どのゾーンにチェックが多かった? 診断結果

(1)ピンク色ゾーンにチェックが多い

ソフトフェミニンタイプ。誠実さ、思いやりを大切にする方。柔らかくフェミニンな雰囲気を持っていて、気配り上手。競争はあまり好まず、誰かをサポートしたり、ケアしたりするのが好き。エレガントなレースや小花柄の小物をよくお持ちです。看護師さんや保育士さん、福祉関係にお勤めの方が多いです。芸能人でいうと、綾瀬はるかさん、蛯原友里さん、吉永小百合さんなど。

(2)オレンジ色ゾーンにチェックが多い

ポップキュートタイプ。明るく元気でキュート。自由を愛し、人と違ったユニークなことが大好き。大人になると「子どもっぽく見られるから」と内面の本質を隠してしまう人が多いのですが、“ワクワク”を周囲に伝えて引っ張っていくパワーは表に出すほうが吉。ドットやチェック柄、ポップなキャラクターに引かれるタイプ。美容師さんやクリエーターの方に多いですね。千秋さん、木村カエラさん、元オセロの松嶋尚美さんなど。

(3)緑色ゾーンにチェックが多い

シックナチュラルタイプ。肩の力が抜けたリラックスした自然体を好むタイプ。落ち着きがあって、地に足の着いた安定を求めます。信頼感を重視するので、大人の振る舞いができます。全体の印象として、あったかい雰囲気を持っています。服でもリラックス感を求める結果、ややルーズになりがちなのでフォーマル感をプラスする意識が大切に。食や健康関係の職業に就いている人が多いようです。山口智子さん、杏さん、長谷川潤さんなど。

(4)青色ゾーンにチェックが多い

クールシャープタイプ。強い説得力と存在感のある、まさにクール&シャープな方。ストレートな物言いで、ロジカルに効率よく物事を進めるのが好き。行動力とリーダーシップを備えているので、経営者や起業志向のある方に多く、理系女子にもこのタイプが目立ちます。天海祐希さん、黒木メイサさん、板谷由夏さん、柴咲コウさんなど。

ポイントは、4タイプのうち1タイプだけに絞るのではなく、2つの複合タイプで考えること。例えば、「私はポップキュートが6割、クールシャープが4割」と複合で考えるほうがより正確に性格を把握できます。年齢や立場の変化によってタイプが変わっていくこともよくあります。

ここまでで、あなたの「内面」のチェックが完了しました。次に、この内面を外見に反映していけばOK。“内面と外見のギャップ”が解消し、「揺るぎない自分らしいスタイル」が出来上がるのです。

みなみ佳菜
パーソナルスタイリスト。1972年香川県生まれ。大学卒業後、米アウトドアブランド「Eddie Bauer Japan」に入社。個人販売成績全国首位を獲得し、最年少店長に。MAX&Co. など経て2007年にファッションレスキュー入社。10年に独立し、スタイリングオフィス「KOROR(コロール)」を主宰する。店舗を含めてこれまで5000人以上のスタイリングを手がけ、三越伊勢丹グループや六本木ヒルズ主宰のセミナー講師なども務める。 http://kana-minami.com

(ライター 宮本恵理子)

[日経DUAL 2016年5月11、13日付記事を再構成]