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3つ星スイーツ

2014/7/31

3つ星スイーツ

●ちなみに――明治初期には国内で販売?

日本人が初めてアイスクリームに出合ったのは江戸時代末期の1860年という。日米修好通商条約の批准書を交換するために渡米した徳川幕府一行が食べたというのが定説となっている。

それから9年後の69年には国内でのアイスクリーム販売が始まったという。横浜・馬車道で町田房蔵という人物が、牛乳と卵、砂糖で作ったと思われる「あいすくりん」だ。ただ、当時としては高価だったため、外国人や一部の富裕層にしか手の届かない品だったようだ。

チョコレートアイスの発祥は定かではないが、76年にアイスクリームの製造機械を購入した東京の洋菓子店、米津風月堂(現在の東京風月堂の前身)が78年7月にはすでに当時の新聞にチョコレート味のアイスクリームの広告を出していた記録が残っている。数年後には外国人だけではなく、一般に広く親しまれる味となっていたようだ。エアコンなどの空調技術が発達していなかった明治時代、うだる暑さのなかで口にするひんやりしたアイスは人々の心を甘くとろけさせたに違いない。

(藤井良憲)

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●専門委員の横顔(五十音順)

下井美奈子さん

1973年生まれ。実家の母が菓子教室講師ということから、子どもの頃からスイーツの食べ歩きや菓子作りを行う。一般企業を退職した後、パリの料理学校「リッツ・エスコフィエ」で料理・製菓の資格取得。またパリの製菓料理学校「ル・コルドン・ブルー」「ルノートル」で学び、2年間のロサンゼルス在住中にも各国の製菓・料理を習得。情報サイト「オールアバウト」では立ち上げの2001年から、スイーツガイドを担当。多数のメディアで洋菓子情報を紹介するほか、商品開発、レシピ提供を行うスイーツコーディネーターも務める。共著に「TOKYO美食パラダイス」など。

下園昌江さん

1974年生まれ。大学卒業後、専門学校やパティスリーで製菓の技術や理論を学んでおり、製法にも詳しい。菓子の食べ歩き歴は15年。近年は特にフランス菓子に力を入れ、フランスを巡るツアーや焼き菓子を中心とした菓子教室も開催。監修本に「とびきりスイーツ見つけた!」。ウェブサイト「Sweet Cafe(スイートカフェ)」主宰。

平岩理緒さん

1975年生まれ。小学生のとき、訪れたデパートでスイーツの魅力に目覚める。大学卒業後、食品会社のマーケティングに携わる。2002年、テレビ東京の番組「TVチャンピオン」デパ地下選手権での優勝を機に、食の情報発信を本格化。退社後はフリーのフードコーディネーターとして活躍中。月に食べる菓子は100種類以上。和菓子店での勤務経験もあり、和、洋菓子全般に詳しい。著書に「アフター6のスイーツマニア」(マーブルトロン)。コミュニティーサイト「幸せのケーキ共和国」主宰。