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ケネディ米大使「女性活躍、変化は小さな行動から」

2014/9/13

 女性の社会進出を促すと同時に多様な選択肢を確保するために日本は何をすればいいのか。弁護士、作家、編集者として活躍し、女性として初の駐日米大使に就任したキャロライン・ケネディ氏に聞いた。

■私たちの勇気と努力が将来の喜びにつながる

 ――女性が活躍するために政府、企業、個人が果たす役割は。

 「日本には才能があって活動的な女性がたくさんいる。彼女たちは21世紀における日本の成功を約束するエネルギーや技術を持っている。すべての人に役割がある。より公正な社会を実現し、日本の女性がさらに活躍するには社会のあらゆるレベルでの関与が必要になる」

インタビューに答えるケネディ氏(11日)

 「安倍晋三首相は就任以来、世界中で女性の経済参加を増やすことの重要性を説いて回り、税制、労働市場、企業統治における重要な構造改革を提案している。9月の内閣改造で5人の女性を閣僚に任命したことは確実にこの問題への一層の決意を示している」

 「経済界もまた重要な役割を担っている。女性の割合が高い会社はより収益力が高く、経営もうまくいくということは多くの研究が示す通りだ。女性がキャリアを築き、仕事と家庭のバランスをとる施策を進めることの恩恵はとてつもなく大きい」

 「ますます多くの女性が起業家になっている。企業組織というのは堅苦しいこともあり、女性は自らのビジネスを始めることに熱心だが、成功するためには資金調達をしやすくする必要がある」

 「個人の行動というのは大きな影響がないと思われることもあるが、公民権運動や女性解放運動のさなかに米国で育った私は多数の個人の勇気ある行動が変化をもたらすものだと教わった」

 「オバマ米大統領はよく『変化はトップダウンでなく、ボトムアップから起こるものだ』と語る。最も重要なことは私たちの努力が娘たちの成功に役立つこと、そして息子たちが家庭生活でもっと喜びを知るのにも役立つことを忘れないことだ」

 「女性たちは夫やパートナー、同僚やほかの家族に助けを求め、お互いに手をさしのべる必要がある。私たち女性が自らのために立ち上がる時、いつも周囲の世界を変えてきた。小さな変化を積み上げ、時代をまたぎ、世代を超え、私たちも知らないような形に人々の生活を変化させることができる」

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キャロライン・ケネディ

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