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熱中症、コロナと似た初期症状 アプリで重症度判定も

2021/8/18

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写真はイメージ=PIXTA
写真はイメージ=PIXTA

記録的な大雨でやわらいだ猛暑だが、8月下旬にかけて戻ってくる可能性が高い。まだまだ熱中症対策は必要だ。日本救急医学会は熱中症を手元のスマホのアプリで簡易診断できるようにした。熱中症の初期症状は新型コロナウイルス感染症と似ている。コロナの流行が続く中、使えるIT(情報技術)ツールを味方につけよう。

目まい、立ちくらみ、大量の発汗――。アプリの案内に従って年齢や環境などを記入し、当てはまる症状を選んでいく。すぐに救急車を呼ぶべきか、医療機関を受診するか、涼しい場所で一度様子を見るか。記入内容を基に重症度はどの程度で、どのような行動を取ればよいのかが画面上に表示される。

これはスマホアプリの「JoinTriage(ジョイントリアージ)」に搭載されている熱中症の診断支援システムだ。これまでありそうでなかった診断アプリだ。

選択できる症状には「生あくび」や「こむら返り」など、熱中症の特徴としてあまり認識されていないものも含まれる。実は熱中症で起きる可能性のある症状は15種類ほどとかなり幅広い。「熱中症の個別の症状を全て覚えるのは難しい。軽い症状の段階で早期発見ができるように工夫した」とアプリの開発を進めてきた日本医科大学付属病院の横堀将司・高度救命救急センター長は話す。

アプリの特徴の一つが、操作にあらかじめ慣れるための「練習モード」を搭載していることだ。特に高齢者は、緊急時は慌ててしまい簡単な操作でも難しくなり使いこなせないことが多いという。どのような質問項目があるかをあらかじめ頭に入れ、訓練を繰り返すといざというときに安心だ。症状に関する基礎的な知識を深めてもらい、熱中症の予防を啓発する狙いもある。

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