2021/5/24

シニカルになるのはもったいない

このコラムを始めるにあたり、若い女性にメッセージを送りたい。「女性だから」と植え付けられた固定観念を解毒すべく、学ぶことに貪欲になろう。いろんな生き方があるとわかるようになり、勇気づけられるはずだ。

そして古い価値観にとらわれないようにしよう。「女性だから」家事や料理ができた方がいいなんて刷り込みから離れよう。あきらめず、自信を持つことも大事だ。「どうせ頑張っても」とシニカルになるのはもったいない。自分を低く評価してしまう「インポスター症候群」の女性は多いが、自信を持って挑戦した方が成功率も高い。

日本社会のイノベーションの源泉である女性のお役に立つことを願いつつ、コラムをつづっていきたい。

スプツニ子!
アーティスト、東京芸術大学デザイン科准教授。インペリアル・カレッジ・ロンドン数学科、情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程修了。RCA在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映した映像インスタレーション作品を制作。2013年マサチューセッツ工科大学(MIT) メディアラボ 助教に就任。その後、東京大学生産技術研究所特任准教授を経て、19年から現職。

[日本経済新聞朝刊2021年5月24日付]