あっさり味で季節の香り際立つ サワラの柚香焼き
魚へんに春と書いて「鰆(さわら)」。いかにも春の魚のように思われますが、地域によって旬は異なります。関西では文字通り春に旬を迎えますが、関東では「寒ザワラ」と呼ばれ、寒くなってからが脂がのっておいしいとされます。
サワラはあっさりとした味わいで、下味をつけたり、たれをかけたりするとおいしく食べられる魚。今回は、ユズを加えたたれにつけて焼く「柚香(ゆこう)焼き」にしました。仕上げにもユズの皮をのせて、季節の香りを際立たせます。
焼きあがる直前にたれを塗るのは、照りよく仕上げるため。刷毛(はけ)、なければスプーンの背で、やけどに注意して塗りましょう。
(2)でサワラをつけおく時間は、調理時間に含みません。
・サワラ2切れ(200g)
<たれ>
・ユズ1/2個
・しょうゆ大さじ1
・みりん大さじ1
・酒大さじ1/2
作り方(調理時間15分)
(1)ユズは飾り用に皮を少量そぎとり、細切りにする。汁をしぼり、たれの材料とトレーに合わせる。
(2)たれにサワラをつけ、約30分おく。途中で上下を返す。
(3)サワラをとり出し(たれはとりおく)、強火のグリルで両面を焼く(両面グリルなら6~7分。片面グリルの場合は数分長くかかる)。
(4)たれを小鍋に移して火にかけ、半量になるまで煮つめる。サワラが焼きあがる直前に2~3回塗って、色よく焼く。
(5)皿に盛り、ユズの皮をのせる。
ひとくちメモ
グリルの手入れ 使い終わったら、熱いうちに受け皿と網をとり出し(やけどに注意)、湯をはっておきます。汚れが浮いたら、中性洗剤で洗います。網がこげついたときは、アルミホイルを丸めたもので軽くこするとよいでしょう。乾かしてから元に戻します。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2021年2月13日付]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。