ハクサイの信田煮 旬の食材でコクとうま味楽しむ
旬のハクサイを入れた信田(しのだ)煮。油揚げの油抜きは熱湯をかけず、ペーパータオルで押さえる程度に。コクとうま味を残し、手間も省けます。
(4)で冷ます時間は調理時間に含みません。
・油揚げ2枚
・ハクサイ80g
・鶏ひき肉100g
・A[塩小さじ1/6、ショウガ(すりおろす)小さじ1/2、とき卵大さじ1、かたくり粉大さじ1]
・B[だし200ml、砂糖大さじ1/2、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ1/2、塩少々]
・カイワレダイコン1/2パック(20g)
作り方(調理時間30分)
(1)ハクサイは軸を断ち切る向きに幅5mmに切り、塩少々(材料外)をふる。しんなりするまで約10分おく。軽くしぼる。
(2)油揚げはペーパータオルにはさみ、余分な油をとる。長い1辺を残し、残りの3辺は端から5mmを切り落とす。破らないように開く。
(3)ひき肉にAを加えて粘りが出るまで混ぜ、油揚げ2枚の内側に半量ずつ広げる。ハクサイと切り落とした油揚げを手前に半量ずつのせて、端から巻く。2本作る。
(4)鍋に(3)を巻き終わりを下にして入れ、Bを加える。落としぶたと鍋のふたをして弱めの中火で約10分煮る。途中、上下を返す。煮汁が半量ほどになったら火を止め、そのまま冷ます。
(5)あら熱がとれたらとり出す。1本を6等分に切り、器に盛る。
(6)鍋に残った煮汁を温める。カイワレダイコンを入れてさっと温め、(5)に添える。煮汁を器にそそぐ。
ひとくちメモ
名前の由来 「信田(しのだ)(信太)」は油揚げを使った料理につけられる名前。大阪府和泉市にある「信太の森」に白狐(びゃっこ)にまつわる伝説があり、油揚げが狐(きつね)の好物といわれることに由来して、油揚げを使った料理にその名がついたとされています。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2021年1月30日付]
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