おうち時間、照明で快適に 色・明るさの目的別選び方

NIKKEIプラス1

照明の位置も重要だ。中西さんは「高い位置から強い光を浴び続けると、仕事と休息の切り替えがしにくくなる」と指摘する。

照明の色は大きく3種類ある。青みがかった白の昼光色と太陽光に近い白の昼白色、オレンジ系の電球色だ。「昼間は集中するために昼光色や昼白色を使い、夕方からは電球色に変えるのが望ましい」(鈴木さん)

調色機能活用 LED交換も

調色機能が付いたLEDの照明器具を取り付け、色を変える方法もある。LEDのシーリングライトなら、調色機能が付いているものが多い。「使わないのはもったいない。壁スイッチやリモコンで切り替わるので確認してほしい」と鈴木さん。ペンダントなどほかの照明も、LEDなら色を変えられる場合がある。

一方、蛍光灯や白熱球は基本的に色を変えることはできない。自宅の照明がそろそろ替えどきなら、LEDへの交換も手だ。消費電力の節約にもつなげられる。

LEDのシーリングライトは器具と電球が一体型となっており、器具ごと交換が必要だ。「交換の際には、今付いている器具を外したときにあらわれる配線器具を写真に撮り、店頭で相談を」と鈴木さん。白熱球をLED電球に交換する場合も、今付いている白熱球を持参すると安心だ。

LED電球の明るさについては、好みもあるが、1畳(約1.65平方メートル)あたり325~485ルーメンが適切といわれる。色の見え方を表す演色性も意識したい。LEDにはRaという値が記載されている。自然光で見る色味にどれほど近いかを示す指標であり、100に近いほど自然光で見える色に近くなる。「デスクライトにはRa80以上の商品がおすすめ」(中西さん)

最近は、スピーカー搭載のシーリングライトや卓上ランプも人気だ。カフェのような空間で仕事をしたい人や職場のざわめきが好きな人は、照明に音楽を加えて心地よい雰囲気を作るのもひとつのアイデアだ。

(ライター 奈良 貴子)

[NIKKEIプラス1 2020年9月12日付]

注目記事
今こそ始める学び特集