胸の痛み、激しい・広範囲ならすぐ受診 肩や喉も注意

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肺血栓塞栓症は血栓が肺の動脈に詰まる病気。胸痛と共に息苦しさがあるのが特徴で、下肢が痛む場合もある。長時間体を動かさずにいるときに起こりやすい。

これらはいずれも血管が詰まったり弱くなったりする病気で「高血圧の人が多い」(田端氏)。予防には血管に負担がかかる高血圧や脂質異常症などの持病を治療する。血圧を急上昇させる気温の変化にも注意したい。こうした疾患の増加は食生活の欧米化など生活習慣の変化が原因の一つ。喫煙や肥満、運動不足、ストレス、睡眠不足はリスクを高める。睡眠時無呼吸症候群も治療しておきたい。

一方、心臓や肺の血管障害以外の原因で起こる胸痛も多い。緊張性気胸や逆流性食道炎、肋間(ろっかん)神経痛、帯状疱疹(ほうしん)などだ。きゅっとした痛みで、場所を示せるのが特徴だ。

多くは救急車を呼ぶ必要はないが、早く医療機関を受診する必要がある。逆流性食道炎などは加齢とともに増える。「逆流性食道炎と思っていたら狭心症を併発していたこともあるので、主治医と相談を」と上妻氏は助言する。

(ライター 武田京子)

[NIKKEIプラス1 2020年2月15日付]

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