もう悩まない今日の献立 日付で固定、好物リスト作成

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手軽さから焼き物、いため物が頻発するときもある。その際、魚焼きグリルに入れて使えるグリルパンが便利だ。グリルの温度がオーブンよりも早く高くなるため調理時間は短くてすむ。焼いている間に副菜や味噌汁が作れる。

レシピ情報集め すぐ作るように

困ったときにサッと出せるメニューを決めておくのも便利。我が家では洋風ちくわ煮がそうだった。アニメで紹介されたメニューをアレンジしたもので、作り方は簡単だ。ちくわとキャベツ、タマネギをコンソメで煮るだけ。溶き卵を入れてフワフワにすることもある。とりあえず野菜がたっぷり。ちくわは生食できるので短時間で調理できる。

ほかにも冷凍グラタンや温かいそうめんなどを困ったときのメニューにしていたが、結局、このちくわ煮が手軽で安く作れるので多用した。

テレビや雑誌、新聞などのレシピ情報へのアンテナを常にONにしておくと食卓に新味を出しやすくなる。料理研究家の平野レミさんの「アボカドあっちっチーズ」はテレビで見て試して以来、我が家の定番になった。フライパンにアボカドとチーズをのせて焼き、ケチャップなどをつけて食べる。ポイントはすぐ作ること。「いつか作ろう」と思っていると、どんどん新しいレシピが出てくるからだ。

家族に食べたいメニューを聞いて返ってくる「何でもいいよ」の返事に怒る一方で、「今日は自分の好きな料理にしたら?」と返されて答えに困ってしまう人もいるだろう。だから、自分の食べたい物リストを作るのも一案だ。どうしようもなく困っているなら食材や宅配調理セットのサービスを使うのもあり。初回に無料で試せる会社も多い。もし継続するのなら、色々と試してからがおすすめだ。

とはいえ、家庭で繰り返し作るメニューは侮れない。年に何度か訪れる家族の誕生日や記念日、祝い事などでリクエストされるメニューがある程度、決まっているという家庭があるだろう。こう考えると、我が家の味やおふくろの味は繰り返すことで定まってくる。日々の繰り返しの「え~、またこれ?」が、後からふり返ると我が家の味になるかもしれない。

(家事ジャーナリスト 山田 亮)

[NIKKEIプラス1 2020年2月8日付]

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