カキのアヒージョ 具材のうまみ、鍋でグツグツ煮込む
スぺインの代表的なタパスとして知られるアヒージョ。かんたんに作れるので、家庭でも気軽にバル気分が味わえます。
本場では陶製のアヒージョ鍋で作りますが、今回は直径約20センチのスキレットを使いました。鍋が熱くなるので、やけどにはご注意を。また、火をつけている間はそばを離れないようにしましょう。
もうすぐボージョレ・ヌーボーの解禁。新酒のおともにグツグツ煮立った鍋を食卓に並べれば気分も高まります。具材のうまみが溶けこんだ油は、パスタやサラダなどほかの料理にもぜひ使ってみてください。
・生カキ(加熱用)8個(約250グラム)
・マッシュルーム6個
・オリーブ油適量
・ニンニク1片(10グラム)
・赤トウガラシ1本
・塩小さじ1/4
・パセリ(粗みじん切り)1本分
・バゲット100グラム(7、8枚に切る)
作り方(調理時間15分)
(1)ボウルに塩水(水200ミリリットルに対し、塩小さじ1。材料外)を作り、カキを入れて洗い、ペーパータオルで水気をふきとる。
(2)マッシュルームは縦半分に切る。
(3)ニンニクはみじん切りに、赤トウガラシは3つに切り、種をとる。
(4)厚手の鉄鍋に深さ約1センチのオリーブ油と(3)、塩を入れ、中火で加熱する。
(5)香りが出てきたら、カキと(2)を加え、4~5分煮る。途中で一度、上下を返す。
(6)カキにふっくらとした弾力が出てきたら火を止め、パセリを散らす。
(7)バゲットと一緒に食べる。
ひとくちメモ
タパスとピンチョス スペインの軽食は「タパス」と総称されがちですが、厳密には小皿で供される料理をタパス、串で留められたフィンガーフードをピンチョスと呼びます。
(ベターホームのお料理教室 写真=大井 一範撮影)
[NIKKEIプラス1 2019年11月16日付]
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