長引く咳、放置すればぜんそくにも 2週間めどに受診

NIKKEIプラス1

2019/11/16付
PIXTA
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風邪が治った後も、咳(せき)だけがいつまでも続くことがある。実は風邪と異なる病気のことも多く、放置すれば症状が悪化しかねない。百日咳や慢性肺疾患など、風邪としっかり区別し適切な治療法で対処したい。

咳は気道に痰(たん)などの異物が入り込んだときに排出するために起きたり、炎症や気道が狭くなるなどの刺激によって発生したりする。風邪に関連するものと、関係しないものがあるので区別したい。

風邪が治った後も咳が長く続くことがある。1週間程度なら心配いらないが、2週間以上続いていたら注意が必要になる。池袋大谷クリニック(東京・豊島)院長の大谷義夫氏は「風邪のウイルスは2週間も体内にとどまれないので、それ以上続く咳は単なる風邪ではない」と語る。

2週間以上続く咳で最も多いのは咳ぜんそくだ。風邪で併発することも多い。風邪はのどより上の上気道に炎症が起こるのに対し、咳ぜんそくは下気道の気管支にアレルギー性の炎症が起こった状態。

気管支が過敏になっているため、冷たい空気やたばこの煙など、わずかな刺激で咳が出るようになる。風邪でも気管支が敏感になるので併発しやすくなる。