健康・医療

健康づくり

夏バテ撃退は腸内環境から 善玉菌増やし免疫力アップ

NIKKEIプラス1

2019/6/22付

PIXTA

暑い日が続くと、食欲不振や気力減退に悩まされる人が増える。体調管理には腸内にある細菌群のバランスが関係する。体に負担をかける悪玉菌を減らし、健康に役立つ善玉菌を増やすことで夏バテを防ぎたい。

一人ひとりの腸には約100兆個とも、200兆個ともいわれる膨大な細菌が生息している。腸内の多様な細菌群のバランスの乱れが、アレルギー発症、肥満など多くの疾患を引き起こしている可能性が指摘されている。免疫学者で腸内環境に詳しい東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎氏は、「夏バテによる不調も、腸内細菌の活動が鈍り免疫力が低下してしまうことが要因」と話す。

腸内細菌は大きく3つに分類される。一つは乳酸菌に代表され腸の活動を活性化し、体の抵抗力を高める善玉菌。もう一つは、ブドウ球菌など毒素を出して下痢や便秘、炎症につながる悪玉菌がある。それぞれ腸内細菌全体の10~15%ほどで20%を超えることはない。腸内細菌のおよそ70%を占めるのは、そのどちらでもない日和見菌だ。

日和見菌は腸内環境によって善玉菌にも悪玉菌にも味方する。藤田氏によると、日和見菌には2種類ある。腸内環境が悪化すると悪玉菌の活動を助けようとするものと、逆に善玉菌が活発になるとその働きを支援するものがある。冷房や冷たい飲み物などで腸が冷えて下痢の状態が続くと、悪玉菌が優位の腸内環境となり、悪玉型になる日和見菌が増える。

健康・医療 新着記事

ALL CHANNEL