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都内育ち新鮮サラダ 東京国際フォーラムに新シズラー

日経MJ

東京都内産の野菜をサラダバーで提供する
東京都内産の野菜をサラダバーで提供する

アールアンドケーフードサービス(東京・世田谷)は4月、東京国際フォーラム(同千代田)内にグリル料理店「シズラー」を開業した。東京都内で収穫された野菜などをサラダバーで提供。新鮮である点が利用客から支持されている。立地を踏まえて、パーティーなどで使える貸し切りスペースもシズラーとして初めて設けた。

シズラーは米国発祥でサラダバーやグリルを主力とする業態で、タイやオーストラリアなど世界5カ国に200店舗超がある。国内ではロイヤルホールディングス(HD)傘下のアールアンドケーが展開している。新店「シズラー東京国際フォーラム店」は国内10店目で、同施設の地下1階に立地する。

東京駅から徒歩約5分の同施設ではイベントや会議などが頻繁に行われていることから、できるだけ多くの利用客を収容できるよう大型の店舗にした。店舗面積約690平方メートル、席数210席という大きさは国内では最大で、アジアでも最大級という。

新店開業に合わせて、東京都内の生産者らでつくる「東京NEO―FARMERS(ネオファーマーズ)!」と提携した。ネオファーマーズには現在、新規就農者の農家約40軒が所属。収穫から店舗に納品されるまでの時間が短く、来店客は新鮮な状態で食べられる。サラダバーの野菜のうち、常時2、3品目をネオファーマーズが提供する。

今までに、関東の郷土野菜でアブラナ科の「のらぼう菜」や、生のホウレンソウなどを提供した。来店客からはそれぞれ「知らなかったけれど、甘みがあっておいしい」「えぐみが少ない」などと好評だったことから、品目数は順次増やしていく方針だ。

オフィス街の店舗だが、アールアンドケーの門田英樹・シズラーグループ部長は「ランチタイムに女性やファミリー層を取り込めている」と話す。ネオファーマーズ!の野菜をシズラー全店に広げていくことも検討している。

また、貸し切ることができるパーティースペースも初めて設けた。東京国際フォーラムでの会議やイベントに関連した懇親会や、同窓会などといった利用を見込む。定員約150人の立食パーティーまで対応でき、プロジェクターやスクリーン、マイクなども貸し出す。

健康ブームを追い風に、シズラーの業績は現在好調という。2018年度までの8年間連続で既存店売上高は前年を上回っている。ロイヤルHDは別の業態を運営していたがニーズが高いとみてシズラーに切り替えた。アールアンドケーは新店で新メニューやパーティー利用を提供するノウハウを蓄積する。新店をきっかけに、シズラーとして新たな市場を切り開く。

(矢尾隆行)

[日経MJ 2019年5月22日付]

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