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リーガルが初の女性靴専門店 足形計測ぴったりの1足

日経MJ

2019/1/30付

フローリングやカーペットなどの素材が用意され、歩いた感触を確かめられる

革靴大手のリーガルコーポレーションが2018年9月に開いた、初の女性靴専門店「Good Shoes, Good Foot. by REGAL(グッドシューズ グッドフット バイリーガル)」が働く女性客を取り込んでいる。顧客の足形を計測し、一人ひとりに合った靴を提案する丁寧なカウンセリング販売が人気の理由だ。「リーガル=紳士靴」のイメージ払拭を狙う。

初の女性靴専門店は、KITTE丸の内(東京・千代田)の2階に位置する。「オフィスビルが集積する丸の内に1号店の出店を決めた」と商品企画一部の飯島綾子氏は説明する。

コンセプトは「『足を美人にする』靴と足の専門店」。靴だけでなく、足元の清潔さを保つためのシューケアや着圧ソックス、保湿クリーム、ピーリングなども扱う。

店内には足形計測機を導入し、専門スタッフが顧客の足の特徴を踏まえてフィット感をチェックしながら靴選びを手伝う。機械を使って部分的に幅を広げたり、調整用のスポンジを入れたりしてぴったりの1足に仕上げる。足形や調整のデータはネット上のカルテ上に保存され、後日他のスタッフが見てもすぐに把握できるようにしている。

パンプスのほか、レースアップシューズやローファーなどをラインアップし、パターンオーダーなども受け付ける。カジュアルシューズは扱わない。価格帯はパンプスが税別1万4000円から、パターンオーダーが同3万7000円から。

店舗面積は80平方メートルで、内装はコンセプトカラーであるピンクを基調にやわらかな雰囲気に仕上げた。女性社員や女性客の声を取り入れ、全身が見える大きめの鏡を複数取り入れた。また、試着中の様子が通路から見えにくい設計にした。

さらに、店舗内にはオフィスを想定した4つの異なる素材の床を用意。フローリングやカーペット、プラスチックタイルなど、それぞれ歩いたときの感触やヒールの音を確かめられるようにした。

来店客は20代後半から40代が大半といい、既存業態よりも若い世代を取り込めているという。「紳士靴のイメージが強い当社だが、あえて『リーガル』を前面に出さないことで、女性客の取り込みを狙っている」(飯島さん)という。同年12月下旬に買い物に来ていた30代の女性は、「リーガルとは知らないで店に入った」と話した。

開店後4カ月の売り上げは計画を上回り好調な立ち上がりとなった。1号店でノウハウを蓄積し、今後は多店舗化を目指す。「足の悩みがあるときに、ここに行けば解決できると頼ってもらえるような店を目指したい」(飯島氏)と力を込める。

(鈴木慶太)

[日経MJ 2019年1月30日付]

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