少子化でもランドセル急伸 大切なこと子どもに学ぶイオンリテール 江森薫さん

江森薫さんは、「接客は顧客の声に多くを学ぶことから始まる」と強調する
江森薫さんは、「接客は顧客の声に多くを学ぶことから始まる」と強調する

我が子がすくすくと育つよう、少しでも良い物を――。イオンリテールのイオン羽生店(埼玉県羽生市)でキッズマネージャーを務める江森薫さん(54)は、こんな顧客のニーズに寄り添い、きめ細かく商品選びを助けるプロフェッショナルだ。少子化が進む中、子ども用品を戦略分野と位置づける同社を、親子の心をつかむ「現場力」で支えている。

8月中旬、多くの家族連れがお盆休みを利用して、羽生店の3階にある子ども用品売り場を訪れていた。そこで来店客が頭を悩ませたのが、来年4月の小学校入学に向けたランドセル選び。ランドセルのデザインやカラー、機能のバリエーションが格段に広がっているからだ。

イオンでも最大250品目程度を扱い、中心価格帯は5万~6万円。選択肢が多い上、安い買い物ではないだけに、江森さんにとって腕のふるいがいがある。

「デザインや色はどんなものがお好きですか? 試しに背負ってみましょう」。接客で心がけるのが、子どもの意見を丁寧にくみ取ること。「子どもはデザインなど自分の希望をしっかり言葉にできる。そうした声が色々なことを教えてくれる」と江森さん。その上で親の意向を踏まえ、最適な商品を提案する。

例えば機能面。近年は小学校の教科書のページ数が増え、腰痛に悩む小学生が増えるなど通学時の体への負担は重くなっている。そのため、軽量で収納力があり、背負いやすいランドセルが人気だ。こうした特徴を分かりやすく解説し、商品選びに役立ててもらう。

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