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残暑疲れは帯状疱疹にご用心 体の片側に痛みや発疹 赤いポツポツ 免疫力低下で突然発症

NIKKEIプラス1

2018/8/25付

PIXTA

 ある日突然、顔や体の片側に痛みが起きた後、赤い発疹が現れる「帯状疱疹(ほうしん)」。80歳までに3人に1人がかかるといわれる。重症化すれば痛みが長く続くことも。発症の兆しを察知して、早期に対処しよう。

 帯状疱疹の原因は、水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」。国立感染症研究所の調べでは、日本の成人の9割以上が同ウイルスに感染している。過去に水ぼうそうにかかったことのある人を含め、ほとんどの人が帯状疱疹を発症する可能性がある。

 水ぼうそうが治った後も、ウイルスは感覚神経の根元にある神経節に一生にわたり潜伏。日ごろはリンパ球がウイルスを記憶し、活性化しないように監視しているが、リンパ球が減ってきたころを狙って、突然暴れ出す。

 再活性化のきっかけとなるのが免疫力の低下だ。加齢や疲労・ストレスの蓄積、糖尿病やがんといった病気などが誘因になりやすい。

 まりこの皮フ科(横浜市)の本田まりこ院長は「帯状疱疹は夏に多くなる傾向がある」と話す。気温が25度を超えると水ぼうそうのウイルスの感染力が低下するため、夏はウイルスに触れる機会が減る。ウイルスを監視するリンパ球の働きが弱まることで、帯状疱疹を発症しやすくなると考えられる。「猛暑の疲れや夏バテも要因の一つになる」

 再活性化したウイルスは増殖しながら、神経に沿って皮膚の表面に移動していく。このとき神経や周辺の組織を傷つけるため、ピリピリ・チクチクとした痛みが出る。数日後には虫刺されのような赤い発疹がポツポツとできて帯状に広がり、水ぶくれになる。痛みや発疹は体の左右どちらか片側に現れるのが特徴。顔や頭、胸やおなか、背中、腰、股間などに発症しやすい。

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