売り場づくりもそのひとつだ。阪急うめだ本店の売り場はターゲットの年齢層や商品の価格帯で分けられていた。しかし消費者の購買動向を分析すると服のスタイルや着る場面が重要だと気づいた。2012年の建て替えから3年半を待たず婦人服売り場を大規模改装し最先端のモード服を集めた売り場ができた。

「ここで全てがそろうように服だけでなくアクセサリーもモード売り場に移した」ことが顧客の支持を得た。売り場の認知度も高まり、アパレル不況が叫ばれる中でも17年度のモード売り場の売上高は前年比2割増と好調だ。

消費者のファッションへの関心の低下やネット通販の攻勢で、百貨店をとりまく環境は厳しい。消費者の視線に立ち何が求められるかを考えながら、民谷さんはきょうも梅田と世界を往来しながら、最新ファッションと情報を仕入れ、提供している。

(荒尾智洋)

たみたに・あきら
 1992年阪急百貨店(現阪急阪神百貨店)入社、本店婦人服販売部配属。有楽町阪急(現阪急メンズ東京)の婦人服販売やバイヤーを経て、17年より現職。18年から紳士服モードの商品部も担当。

[日経産業新聞2018年5月24日付]

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