ヘルスUP

健康づくり

週末の二度寝でチェック ひょっとして「睡眠負債」? 昼寝での解消は無理/30分早め就寝を

NIKKEIプラス1

2018/3/31付 NIKKEIプラス1

居眠りが習慣化している人は、健康を害する可能性も。写真はイメージ=PIXTA

 通勤電車で居眠りする、最近ケアレスミスが増えた――そんな兆しがあれば「睡眠負債」を抱えている可能性がある。わずかな寝不足でも、習慣化すると病気を招くおそれも。対策には夜の睡眠の確保が欠かせない。

 強い眠気や疲労感などを自覚しない程度の睡眠不足が、毎日少しずつ体に蓄積して心身に負担をかけることを、専門家は睡眠負債と表現している。5年、10年と長期にわたってその状態が続けば、糖尿病や高血圧、うつ病などのリスクが高まるという。

 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所(東京都小平市)の三島和夫部長の研究グループは、睡眠不足を自覚していない成人男性を対象とした睡眠実験を2016年に実施。それによると、被験者の習慣的睡眠時間は平均7時間22分だった。

 一方で空調や照明などが整った睡眠実験室を使い、各被験者が本来必要とする睡眠時間を割り出したところ、平均8時間25分となった。その差は約1時間。三島部長は「毎日続く軽度の眠気に対して、人は鈍感になりがち。睡眠時間が不足していても、自覚のない人が多いと分かってきた」と危惧する。

 睡眠負債の有無を知るために三島部長が勧めるのは、週末を使った自己チェックだ。部屋に遮光カーテンを引き、アラーム類はオフ。家族には声をかけないように頼んでおく。朝はいつもの時間に目覚めることが多いが、そのまま二度寝してみよう。「普段より3時間以上長く眠ったなら、睡眠負債があると考えた方がいい」(三島部長)

ヘルスUP新着記事

ALL CHANNEL