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早春の乾燥肌、洗いすぎは避けて 化粧品使いに一工夫

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NIKKEI STYLE

冬から春への季節の変わり目は、肌荒れに悩む人が増える。肌が外部刺激に敏感になり、トラブルを起こしやすくなるためだという。そんな今こそ実践したいスキンケアを専門家に聞いた。

肌がカサカサに乾いて粉吹き状態になる。化粧品がしみる。ちょっとした刺激で赤みやかゆみが出る。季節の変わり目である早春は、そんな肌荒れの多発時期だ。よしき皮膚科クリニック銀座(東京・中央)院長の吉木伸子氏によると、トラブルの原因は「角質層のバリア機能が低下しているため」だという。

肌の一番表面にある角質層は、乾燥や紫外線などの外的刺激をブロックし、同時に肌内部の水分を逃さない役割を担う。こうしたバリア機能が正常に働くには、角質細胞のすき間をセメントのように埋めて細胞同士を密着させる「角質細胞間脂質」が十分にあることが必要だ。

早春の肌には冬の乾いた外気や室内の暖房による乾燥ダメージが蓄積。低気温が続いたあとの血行不良が加わり、角質細胞間脂質が減る。細胞の間がスカスカになると、本来のバリア機能が発揮されず、肌がさらに乾燥したり、刺激に敏感になったり、負のスパイラルに陥りやすい。

花粉が飛んで、紫外線が強くなり始める春先に向け、バリア機能を高めるスキンケアが急務といえるだろう。

まず見直したいのが、化粧を落とすクレンジングだ。「強すぎるクレンジングが、角質細胞間脂質の主成分であるセラミドを奪う原因になる」と吉木氏は話す。セラミドは細胞のすき間を埋めるだけでなく、水分をはさみ込んで保持する重要な保湿成分だ。

クレンジング剤は「界面活性剤を多く含むオイルやリキッドタイプよりも、肌への負担が比較的小さいクリームタイプがお薦め」と吉木氏。東京逓信病院(東京・千代田)の副院長・皮膚科部長の江藤隆史氏も「ゴシゴシ洗いは肌荒れを招く。優しくなじませて化粧を浮かせるクレンジングを心がけて」と助言する。

重要なのが、乾燥した肌の水分量を増やす保湿ケアだ。化粧水をたっぷり使うとよいと思われがちだが、これは間違い。化粧水は時間とともに蒸発してしまう。

「与えるべきは化粧水のような水分ではなく、肌内部で作られる水分を守る、セラミドなどの保湿成分」と吉木氏。減ってしまった自身のセラミドは、セラミド配合化粧品で補おう。セラミドは本来、水溶性ではないので、美容液かクリームに配合されたものを選びたい。

ただし、化粧品がしみるほどの肌荒れの場合は、使用を控えて様子を見よう。症状が落ち着くまで「ワセリンなど低刺激の油性成分だけを使って水分の蒸発を防いで」(江藤氏)

バリア機能が低下している肌にとって、紫外線は大敵。一方で紫外線吸収剤が入った日焼け止めは、肌への刺激が強すぎることも。吉木氏は「日焼け止めを塗らなくても、パウダーファンデーションで日焼けは防げる」と話す。パウダーには紫外線をはね返す作用があるという。

ファンデーションの中でも、パウダータイプは「添加物が少なく、アレルギーを起こす恐れが少ない」(吉木氏)。リキッドやクリームタイプの方がしっとりと仕上がりそうだが、乳化剤や防腐剤を多く含むため、肌への刺激になりかねない。さらなる乾燥を招くこともある。

肌荒れの症状は様々だ。かきむしって血が出る。じゅくじゅくとしたリンパ液が出る。赤ら顔や湿疹がひどい。このような場合は、素人判断せず皮膚科を受診すべきだ。適切なケアや治療で、肌を健やかにして春を迎えよう。

(ライター 松田亜希子)

[NIKKEIプラス1 2018年2月10日付]

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