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聖夜の食卓演出術 2色で統一、高さで変化

NIKKEIプラス1

2017/12/10 NIKKEIプラス1

 クリスマスに向けて、徐々に気分が盛り上がってきた。飾り付けを楽しみたいが、本格的なテーブルセッティングとなると気後れしてしまう。初心者でも簡単にできるコツを探った。

 「まずはテーマカラーを決めましょう」。ホームパーティーのテーブルコーディネートを手掛ける村上あゆ美さんは、「選ぶ色はメインとサブの2色までにした方がいい」と助言する。印象を決めるのはまずは色。色が増えるとごちゃごちゃしてしまい、統一感が出にくい。

 クリスマスらしさを演出するのに村上さんがおすすめする配色は、「赤と金」や「赤と木目調」。「赤を使うと一気にクリスマスの雰囲気を出せる」。金を使うとスタイリッシュで上品、木目調だと優しい印象になる。2色を決めたらメインカラーをランチョンマットやテーブルクロスなど面積が多い物に振り分け、サブのカラーはアクセントとして使おう。

 注意すべき点は、色味を合わせること。例えば同じ赤でも、朱色からボルドーまで、実は幅広い色味がある。しっかり色を合わせないと全体がちくはぐしてしまう。その点、金や銀は色味の幅が少ないので取り入れやすい。

 キャラクターや文字など柄が入っているものも要注意だ。作風や文字のフォントによって与える印象が違うため、加えると全体のテイストを統一しにくくなる。初心者は避けたほうが無難だ。

 村上さんは「テーブルコーディネートの発想はファッションと一緒」と説明する。単品でみるとかわいくても、全体でみると合わないときがある。柄もポイントを絞って使えば効果的だが、ごちゃごちゃする可能性もある。バランスをとることが重要だ。

■皿を飾って高さを演出

 次は食器の彩り。白い皿だけだと普段と同じ印象になってしまい、華やかさに欠ける。「ポイントは皿の上に重なりと高さを作ること」(村上さん)。高さに変化がないと退屈な印象になる。

 例えば皿をナプキンや紙皿で飾った上に、菓子が入った小箱など高さがあるものを置くといい。簡単なのは席札だ。紙を二つに折って名前を書くだけで、おもてなしを演出できる。

 グラスの足にはリボンをつけよう。背の低いグラスでも、リボンを回すだけで印象が変わる。カトラリー置きがない場合は、ナプキンでカトラリーを包み、リボンで結んでもいい。

 最後はテーブルの飾り付けだ。「中央に置くアイテムを決めよう」(村上さん)。リースを置くと華やかになってクリスマス感を出しやすい。リースの穴にキャンドルを入れれば高さも出せる。キャンドルは発光ダイオード(LED)式にすれば安心だ。大小のオーナメントや植物も高さを出しながら季節感を演出する小道具になる。ただし「座ったときに視界を遮らない高さが鉄則」と村上さん。香りがある花も料理の邪魔になるので避けよう。

 生ハムやチーズ、チキンなどクリスマスを彩る食品は、盛りつけ方にコツがある。ホームパーティー料理のスタイリングを手掛ける高橋粧子さんは「色のコントラストと高さが大事」と強調する。

■ハーブを敷いて色にメリハリ

 チーズや生ハムの場合「皿が白いとぼやけた印象になる」(高橋さん)。そこで「皿と食品の間に色があるナプキンやハーブを敷く」。すると色のコントラストが生まれ、おいしそうに見えるという。厚みがないので並べるときは平らにならないよう注意しよう。少し重なるように盛ると高さが出る。生ハムは半分に折って丸めると華やかだ。

 チキンなどの肉も立体的に見えるように他の食材に重ねて立たせよう。例えばマッシュポテトを下に敷き、寄りかかるようにするとレストランのような雰囲気が演出できる。チキンも茶色いので、白い皿を使うならハーブや濃い緑色の野菜を添えるとコントラストが生まれ、引き締まる。

 お金や手間をさほどかけなくても、ルールを守ればいつもと違う華やかなクリスマスの食卓を演出できる。村上さんは「100円ショップや雑貨店の商品を上手に取り入れて」と呼びかける。例えばランチョンマットがなくても、ラッピングペーパーなど紙で応用することもできる。工夫次第で簡単かつ安価に食卓をランクアップできそうだ。

(若山友佳)

[NIKKEIプラス1 2017年11月25日付]

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