トラベル

旅グルメ

しずおか和牛 ブランド統一、天下を狙う

2017/4/11付 日本経済新聞 夕刊

夢咲牛ハヤシライス

 「しずおか和牛」と聞いてピンと来る読者は多くないだろう。それもそのはず、この3月に新しく静岡県の統一和牛ブランドとして登場したばかりだからだ。しかし、その実力はプロの世界では定評がある。しずおか和牛の知られざる味わいを確かめに店を巡った。

◇     ◇

3月、浜松市食肉地方卸売市場でしずおか和牛のお披露目式が行われた

 松阪牛や近江牛、飛騨牛など並みいるブランド和牛が品質を競う近畿東海北陸連合肉牛共進会。静岡産和牛は2010~14、16年度に雌牛部門で最優秀賞を受賞し、圧倒的強さを誇る。

 筆頭ブランド「静岡そだち」には統一の飼育マニュアルがあり、飼料も特別製だ。農家にJA静岡経済連の職員が毎月、巡回指導にくる。特別な育て方が霜降りと赤肉の絶妙なバランスを生み出し、日本食肉格付協会の肉質ランクでも最高のA5以上が57%以上と全国平均の約35%を上回る。

 それでも、県外での知名度が劣っているのが悩みの種だった。「静岡そだち」や「遠州夢咲牛」など9つの県内和牛ブランドがあるが、地域ブランドの色が濃い。14年から県やJAグループ、生産者らの代表が協議を重ねて、ようやく統一ブランドの発表にこぎつけた。これから全国に向けてアピールしていく。

トラベル新着記事

ALL CHANNEL