7位 新穂高温泉「槍見館」 270ポイント
槍ケ岳の雄姿 正面に(岐阜県高山市)

清流・蒲田川沿いにある「槍見(やりみ)の湯」からは、宿の名前の通り「晴れた日には湯船から正面に槍ケ岳の雄姿を望める」(雨宮さん)。槍ケ岳は北アルプスを代表する、日本で5番目に高い山。「アルピニスト憧れの槍ケ岳を眺めながらの露天風呂は山好きでなくても感動するはず」(高橋さん)。奥飛騨の大自然が体感できる。

(1)JR高山駅からバスで約1時間半(2)0578・89・2808

9位 北川温泉「黒根岩風呂」 260ポイント
眼前に太平洋 米国が見える?(静岡県東伊豆町)

「通称、『アメリカが見える露天風呂』」(郡司さん)。東伊豆の波打ち際にあり「音の迫力に圧倒される」(西村さん)。目前の海は四季や時間で様々な景観を見せ、「波音をBGMに海面と同じ目線でどこまでも広がる太平洋を眺めながらゆっくり入りたい」(河村さん)。北川(ほっかわ)温泉の公営で入浴料は大人600円。

(1)伊豆急行伊豆北川駅(2)0557・23・3997(北川温泉観光協会)

10位 須川温泉「栗駒山荘」 240ポイント
山の緑に乗っかる浮遊感(秋田県東成瀬村)

栗駒山の裾野に広がる高原と鳥海山が見渡せる。「横に長い湯船からの眺めは大パノラマの爽快感」(中尾さん)。1100メートルと標高が高く、「山の緑に乗っかるように作られているので宙に浮き、空に包まれたような浮遊感がステキ」(西村さん)。快晴の夜には満天の星空が間近に楽しめる。現在冬季休業中で、営業開始は4月下旬から。

(1)JR一ノ関駅からバスで約1時間半(2)0182・47・5111

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ランキングの見方 数字は選者の評価を点数化。温泉名と旅館・ホテルの名前(所在地)。(1)アクセス(2)問い合わせ先電話番号。4~10位の写真は各宿泊施設と観光協会の提供。

調査の方法 専門家の協力で全国各地の絶景が楽しめる海辺の温泉、山間の温泉を計32選びリスト化。自然と一体化した絶景の温泉という観点で10人の選者に1~10位を選んでもらい、集計した。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)。

雨宮健一(KNT―CTホールディングス国内旅行部)▽飯出敏夫(温泉紀行ライター、webサイト「温泉達人コレクション」主宰)▽河村亮太(日本旅行総研)▽郡司勇(温泉チャンピオン、温泉研究家)▽高橋俊宏(Discover Japan統括編集長)▽富本一幸(トラベルニュース編集長)▽中尾隆之(旅行作家)▽西村りえ(温泉ライター、日本温泉地域学会理事)▽野添ちかこ(温泉と宿のライター)▽山田祐子(井門観光研究所代表)

[NIKKEIプラス1 2017年3月18日付]