ハクサイのザーサイあえ
天候不順からの野菜価格高騰が、なかなかおさまりません。いつもならこの時期は、おいしくて体も温まる鍋料理が食卓に頻繁に登場しますが、こう野菜が高いと、もはや高級料理。そうそう食べられません。中でも鍋に欠かせない野菜の代表格がハクサイ。とろりと煮えたハクサイを、思う存分に食べられる日が待ち遠しいものです。
そんな貴重なハクサイを、生のままあえものにして食べましょう。ハクサイは加熱するとくったりしますが、生だとかさが出るため、2~3枚あれば、4人分の副菜がまかなえるのがうれしいところです。
生でもシャキシャキとおいしいハクサイですが、少しえぐみが気になります。ささみや、その蒸し汁、ザーサイ、ごま油などを加えて、風味を多彩にすると食べやすくなります。
・ハクサイ200グラム
・ニンジン40グラム
・とりささみ2本(100グラム)
・A(酒大さじ2、塩小さじ1/6)
・味つきザーサイ40グラム
・B(しょうゆ小さじ2、ごま油小さじ2、酢小さじ1)
作り方(調理時間15分)
(1)ささみは耐熱皿に入れて、Aをふる。ラップをふんわりかけ、電子レンジで約3分(500ワット)加熱する(途中で上下を返す)。そのままさまし、筋を除きながら細くさく(蒸し汁はとりおく)。
(2)ハクサイを葉と軸に分け、葉は長さ4~5センチ、幅1センチ、軸は長さ4~5センチの薄切りにする。ニンジンは長さ3センチのせん切り、ザーサイは細切りにする。
(3)ボウルに(1)の蒸し汁、Bを合わせる。ささみと(2)を加えてあえる。
ひとくちメモ
ささみはレンジで ささみは酒蒸しにしますが、レンジだと手軽。破裂しないようラップはふんわりとかけ、レシピの時間より少し短めに設定し、様子をみながら加熱しましょう。また、とりむね肉でも代用可。皮を除くと、ささみとほぼ同じカロリーです。
(ベターホームのお料理教室 写真は大井一範)
[日経プラスワン2016年12月3日付]
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