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 アフターファイブなど職場を離れた場で築く本音の人間関係は、共に仕事をしていく上でも潤滑剤として有効だ。しかし、同僚が外国人となると、日本人同士の場合と違って、どう付き合えば良いのか戸惑う人も多いはず。楽しみながら上手に関係が構築できる方法を、前回に続いて、経験者や専門家に聞いた。

そもそも、日本人の中には、「外国人社員は家族や友人とのプライベートな時間を大切にするので、仕事が終わるとさっさと帰る」と思い込んでいる人も多いだろう。だが、これは思い込みに近い。

外国人社員といっしょに社内イベントで盛り上がる(東京都渋谷区のクリテオ)

外国人社員といっしょに社内イベントで盛り上がる(東京都渋谷区のクリテオ)

「確かに、小さな子供がいる外国人社員らは仕事が終わるとすぐ帰るが、日本で働く外国人は結構、一人暮らしが多い。彼らは日本人社員とよく近くのバーに飲みに行っている」。こう証言するのは、外国人社員が3割を占めるオンライン広告の配信サービスを提供するクリテオ(東京・渋谷)勤務の土田まり絵さんだ。

クリテオでは、社員同士の交流を深めるため、毎月、パーティーを開催。強制ではないが、毎回、多くの外国人社員が参加し、盛り上がるという。この例のように、実は、外国人は日本人以上に「飲みニケーション」を重視する人が意外に多い。

企業向けコンサルティングを手掛けるグローバル人材戦略研究所(東京・港)社長の小平達也さんは、「外国人社員を飲みに誘うことは、全く問題ない。もし嫌なら、日本人と違いはっきりと断る」と話す。

酒がご法度のイスラム教徒の中にも、酒の席には一切顔を出さないという人もいれば、酒は飲まないが参加はするという人もいるなど、個人差があるという。まずは、気軽に声を掛けて誘ってみることが、大切なようだ。

では、酒の席で盛り上げるコツや注意点は何か。

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