カボチャのレンジ煮

7月に入り、そろそろ夏本番を迎えます。どんなにクーラーをきかせても、煮炊きをするキッチンの温度は上がりやすいもの。暑さゆえに料理がおっくうになりがちです。
そんなときこそ、電子レンジを活用しましょう。コンロを使わないのでキッチンの温度が上がりにくいのに加え、ずっと火のそばについていなくてよい、その分のコンロが空くのでほかのおかずが効率的に作れる、といったメリットもあります。
電子レンジで調理をすることはあっても、煮ものを作るという発想はあまりないかもしれません。やはり煮ものは鍋でコトコト煮なければ、というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、意外にも鍋で作るのと比べて遜色のない仕上がりで「これまで鍋で作っていたのは何だったんだろう?」と思ってしまうほどです。コツはラップの二重使い。1枚はかぼちゃにくっつけるようにのせると、これが落としぶたの代わりとなり、レンジでもしっかり味がいきわたります。
・カボチャ300グラム
・A(水大さじ3、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ2)
作り方(調理時間15分)
(1)カボチャは種とわたを除き、2~3センチ角に切る。
(2)深さのある耐熱容器にAを合わせ、カボチャを並べる。ラップをカボチャの表面にぴったりとくっつけるようにのせ、さらにラップをふんわりとかける。
(3)電子レンジで約4分(500ワット)加熱する。ラップをはずして上下を返し、再びラップをして約3分加熱する。そのまま2~3分むらす。
ひとくちメモ
使用する容器 カボチャがひと並べできるくらいに平たく、かつ煮汁がこぼれないよう、やや深さのある耐熱容器(食器でも可)がベストです。ラップをはずす際に蒸気でやけどしやすいのと、容器も熱くなるので、レンジへの出し入れの際は注意しましょう。
(ベターホームのお料理教室、写真は大井一範)
[日経プラスワン2016年7月9日付]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。