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デジタルライフ

指先から届け善意の心 アプリで気張らず社会貢献 途上国支援・街の清掃…

2014/10/17 日本経済新聞 夕刊

東日本大震災以降、若者を中心に社会貢献や個人寄付に対する機運が高まりつつある。一方できっかけがつかめず「どこに行って何をしたらいいのかわからない」と二の足を踏む人もいるだろう。ゲームしたり、他の参加者と情報を共有したりしながら手のひらから着実に社会貢献できるスマートフォン(スマホ)アプリが登場している。

■チケット購入で寄付

サイバードが開発したアプリ「NAZO」。謎解きをしながら寄付できる

9月23日にサイバードが公開した「NAZO」は、謎を解きながら読んでいく絵本のようなゲームアプリだ。「アプリを通して、小さな頃に夢中になった宝探しの楽しさを世界中の子どもに伝えたい。35年前からやりたかったプロジェクトだ」と語る堀主知ロバート・サイバード社長はこのアプリにただのゲームで終わらない、ユニークなしかけを入れた。

ゲームを進め、最後の謎を解くまで到達すると、グラミー賞受賞歴を持つ世界的指揮者グスターボ・ドゥダメル氏ら著名人が実際に提供する「宝物」を得るチャンスが与えられる。例えば同氏が指揮するオーケストラに1日特別入団する権利などだ。ベネズエラ発の音楽教育プログラムを日本で行うエル・システマジャパン(福島県相馬市)に寄付できるようにもなっている。

NAZOでは物語を読み進めるための「チケット」が必要。利用者は1日5枚の無料チケットを得て、1話進むごとに1枚消費する。早く先に進みたい場合はチケットを購入する。ここから「donation(ドネーション)」を選ぶと自分で決めた金額が寄付される仕組みだ。

NPO法人のテーブル・フォー・ツー・インターナショナル(TFT、東京・港)は、身近な「食」から、飢餓に苦しむ国へ寄付できるアプリを公開している。日々の食事を撮影し、アプリから公開・共有すると1円の寄付ができる。他の利用者が公開した写真に「ヘルシー」もしくは「食べたい」ボタンを押すと、1ポイントもらえる。5ポイントたまると1円の寄付になり、20円分たまると、学校給食の1食分相当の寄付になる。実際は、趣旨に賛同する企業が寄付金を提供する。

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