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空の上でもスマホ活用 機内ネットサービス広がる 規制緩和が追い風に

2014/8/22 日本経済新聞 夕刊

飛行機の中ではスマートフォン(スマホ)を活用できない――。そんな常識が変わりつつある。日本航空や全日本空輸など航空各社が、機内でインターネットに接続できるサービスを広げている。9月からは機内の電子機器の使用制限も大幅緩和される。出張などで飛行機に乗る際、搭乗中の時間をより有効に活用しやすくなりそうだ。
機内ネットサービスで、地上にいるのとほぼ同様にスマホやタブレットを活用できる(日航の羽田―福岡線機内)

「この便ではインターネット接続サービスを提供しております」。出張客などで混み合う朝7時台の羽田―福岡線。JAL303便に搭乗するとこんなアナウンスが流れる。同便では日航が7月に国内線で始めたネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」が利用できる。

■各社、提供機拡充へ

飛行機が水平飛行になったところでスマホの電源を入れ、機内にある無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイントに接続する。ウェブブラウザーで氏名やメールアドレスなどの情報を登録し、クレジットカードで利用料金を支払うと準備完了だ。

あとは地上にいるときと同様にインターネットを自在に使える。ウェブサイトの閲覧やメールの読み書き、経路検索アプリや地図アプリを使った着陸後の交通機関の検索などができる。「ツイッター」や「フェイスブック」、「LINE」などといった交流サイト(SNS)アプリを使って「今、富士山上空を飛んでいます」といった書き込みをすることも可能だ。

料金体系は2種類。大事なメールを至急送信したいなど、短時間使えれば十分の場合は30分あたり400円の時間制がお薦めだ。時間を気にせず使いたい人向けに、着陸まで有効の1フライト制もある。飛行距離に応じ、スマホは500~700円、タブレット(多機能携帯端末)やノートパソコンは500~1200円。

無料サービスもある。機内に設置したサーバーが配信しているテレビ番組などの動画や全国各地の観光地情報などを、乗客はスマホで視聴・閲覧できる。

日航が2年前に始めた国際線のネット接続サービスは、1フライトあたり18.8ドルと高めだが、それでも1便あたり20人ほどが利用しているという。商品サービス開発部企画グループの末崎裕介マネジャーは「機内ネットを使わなくても、急を要する場合にいつでも連絡がつくという安心感が評価されているようだ」と説明する。

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