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ノーブラに効用? 「着用で美しい形維持」に異説も 選ぶなら年齢・体に合ったものを

2014/8/5 日本経済新聞 朝刊

ただ、実は体に合うブラジャーを長年着け続ければバストの垂れを防止できたことを明確に示す研究も見当たらない。河田教授は「ブラジャーを着けない方がよいとは考えにくい」とする一方で、「人の体はある程度は使って刺激があった方がよいという可能性も完全には否定できない」と話す。

体形維持の長期的な効果についてはまだ分からないものの、女性にとって日々を活動的に過ごすために手放せないブラジャー。どうせ着けるなら、自分の体に合ったものを選びたい。ところが選び方を間違えている女性も多いという。

若い人向けのブラジャーを着けると、20代のバストはきれいな形になる(ワコール提供)
若い人向けのブラジャーを着けても、40代では形が整えられない(ワコール提供)

■同じサイズでも…

ワコールが約200人を対象に実施したアンケートによると、いつもきちんと採寸してから買う人は14%にとどまっていた。70%以上の人が採寸してみると自分が思っていたサイズと実際は違っていた。

体調や季節によってもサイズは変わる。また同じサイズでも、年齢とともにバストの質は変わる。引き上げるクーパー靱帯の衰えだけではなく、乳腺が脂肪に置き換わって胸は柔らかく重くなり、もっと下に引っ張られるためだ。

合っていない製品はマイナスの影響もある。例えば40代が若い人向けのものをデザインだけで選ぶと、きれいな形に整わず柔らかいバストとブラジャーの間にはすき間ができてしまう。この状態で小走りすると胸に衝撃が直接伝わり、非常に揺れる。クーパー靱帯に負荷がかかりかねない。

ブラジャーにはワイヤやカップの形など細かい違いもある。「バストの形は人それぞれなのできれいに見えるブラジャーも違う」(ワコール)。店頭で専門知識を持つ販売員に定期的に尋ねると、自分に合ったタイプを見つけやすくなる。

着けない方がよいとの結論が出て、女性が解放される日はまだ来ていない。それなら体形をできるだけ保つために、今日着けるブラジャーから見直してはどうだろうか。

(鴻知佳子)

<ひとくちガイド>
《インターネット》
◆女性の体の変化について知るなら
ワコール「ラブ、エイジング。」(http://www.loveageing.jp/
《本》
◆下着の選び方や着け方、洗い方などをおさらいするなら
「たのしい下着 もっと自由に選ぶ下着のレッスン」(浅井明子監修、COMODO編集部編、技術評論社)

[日本経済新聞朝刊2014年8月3日付]

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