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企業、なぜ多様な人材確保?

2014/7/23 日本経済新聞 朝刊

 「夏休みは企業のインターンシップに参加します」と知人の留学生が、探偵の松田章司に話しかけてきた。「最近、企業は女性や外国人を採用し、人材の多様性を大事にしています」との言葉に、章司は「どんな利点があるのかな」と調査に出た。

■互いに刺激、成果向上期待

 章司は、昨年「ダイバーシティ(多様性)宣言」を出したLIXILグループを訪れた。同宣言でダイバーシティとは性別、年齢、国籍、価値観などの異なる社員に、属性にかかわらず活躍の機会・場を公平に提供すること。新卒で女性や外国人を3割採用するなどの目標を掲げる。

 「どうして多様性が重要なのですか」。章司がダイバーシティ推進室長の成田雅与さんに尋ねると「多様なモノの見方ができなければ、グローバル競争に勝てないというトップの強い信念があります」。同社は2011年にトステムやINAXなど住設大手5社が統合し発足。米ゼネラル・エレクトリック出身の藤森義明社長が経営戦略として取り組み、人材育成や多様性の確保は管理職の評価基準の一つになっているという。

 「銀行は働く人の約半数が女性なので活躍してもらって企業としての強さの源泉にしていきたいです」。章司に話しかけてきたのは、三井住友銀行のダイバーシティ推進室長、渋谷珠紀さん。今年度、同行では国部毅頭取が「ダイバーシティ推進委員会」を立ち上げ、各部門で女性に力を発揮してもらう施策を検討。外部委員から助言も受ける。

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