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相談アプリで悩み解消 弁護士・医師…気軽に質問

2014/5/30 日本経済新聞 夕刊

 季節の変わり目で体調が悪い、仕事のトラブルで会社に行きたくない――。これからの季節は天気の悪い日も多く、気分も晴れにくい。電話やメールで専門家に直接相談できるアプリが利用者数を伸ばしている。相談先も弁護士や医師、ファイナンシャルプランナー(FP)など多岐にわたり、手軽に悩みを解消できると人気だ。
気軽に弁護士などの専門家に電話で相談できるアプリ「相談LINE」

 「先方が納品代金をなかなか払ってくれない。訴訟を起こそうかと思っている」

 都内でシステム開発会社を経営する男性(35)は今年1月、スマートフォン(スマホ)のアプリ「相談LINE」で、ある弁護士に電話相談した。同社は昨年3月、取引先の企業にシステム開発を依頼されて納品したが、開発費120万円を払ってもらえていなかった。弁護士は電話でトラブルの内容を詳しく聞き、訴訟に必要な手続きや料金体系などを説明。「取引先に定期的に電話をかけて催促し、様子を見てください」とアドバイスした。

■わかりやすく工夫

 取引先は開発費の一部を数万円ずつ分割して振り込んで、先延ばししていた。男性は辛抱強く電話をかけ続け、満額を無事に回収。弁護士はその報告を受けて「係争案件があるときは気軽に問い合わせください」と語ったという。

 相談LINEはシステム開発のダイス(東京・新宿、渡辺一生社長)が、昨年7月から運営を始めた。弁護士が在籍する全国200の事務所が登録している。アプリには「借金」や「知的財産権」「交通事故」など相談項目が16あり、相談したい項目をタップすると事務所の連絡先などが現れる。アプリを通じて電話をすれば通話料や初回相談料は無料だ。

 アプリでは事務所の電話番号や住所のほか、相談料の目安や弁護士の顔写真、過去の実績も確認できる。初めて相談する人でもわかりやすく工夫。渡辺社長は「気軽に相談できるようにした。法テラス(法務省所管の日本司法支援センター)と並ぶ相談窓口に発展すれば」と話す。実際に利用した冒頭の男性も「ハードルが高いイメージが払拭された」と話す。アプリを使った相談件数は4月までに累計1万5000件にのぼる。

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