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思い出のビデオ、クラウドに保存 視聴はスマホで

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NIKKEI STYLE

 かつて家庭用の8ミリビデオカメラなどで撮りためたビデオテープ。対応する再生機が店頭からほとんど消え、家族の思い出を再び見たくても見られない人も多い。こうしたビデオテープをデジタル化し、クラウド上に保存。タブレット端末やスマートフォン(スマホ)で見られるようにしてくれるサービスが増えている。クラウド経由で親戚などと動画を共有できるのも便利だ。

ネットで注文して届いた箱にビデオテープや写真のネガなどを入れて送り返すと、1カ月後にはクラウド上に保存され、パソコンやタブレット、スマホで動画や画像を見ることができる――。DPE(写真の現像・焼き付け・引き伸ばし)大手のプラザクリエイトは、2012年11月にこんなサービスを始めた。その名も「おもいで玉手箱」だ。

このサービスを利用した50代の男性は「家に眠っていたビデオテープを捨てることができた。テープと違い劣化の心配がない」と話す。

年代別に整理

クラウドに上がった動画や画像は専用アプリを使ってスマホやタブレットで見られる仕組みを導入。アプリ上で撮影した年代別に動画や画像を整理できる機能を備えている。

利用代金はテープやネガを詰める箱の大きさによって異なるが、ビデオテープ専用の箱の場合、20本まで入れる場合で1万5000円。ビデオや写真、ネガなどをまとめて詰められる箱で2万4800~3万7800円となっている。追加料金を払えばクラウドに保存するだけでなく、同じ内容を記録したDVDも付ける。

同社はこのサービスを始めるにあたって、DPE店の20~70代の来店客に事前調査したところ、1人平均でVHSを57本、8ミリを14本、写真ネガを84本保有。約85%の人がデジタル化をしたいと考えていることがわかった。

同サービスを提供するネットワーク事業部の豊田裕章氏は「消費者の手元にこんなにアナログデータが残り、さらにデジタル化して保存したいというニーズがあったとは」と驚く。

NTTコミュニケーションズも写真をデジタル化してクラウドに保存する「思い出あんしん保管 for マイポケット」というサービスで、6月から動画も保存するサービスを付加した。デジタル化したいビデオテープなどを箱で送るといった一連の流れはプラザクリエイトとほぼ同じだ。

同社の場合、デジタル化したデータはDVDに記録して、まず利用者に届ける。クラウド上には専用ソフトで自動的に動画を2分程度に編集したダイジェスト版をアップする。

VHSや8ミリを持っている消費者は再生機器がないために、その中身を確認できない人も多いと判断。すべてをクラウドに上げるのではなく、DVDでいったん見てもらった後、改めてスマホやタブレットなどで何度も見たいと思ったデータのみをその後、利用者にパソコン操作でクラウド上に移してもらえるようにした方が利便性が高いと考えた。

結婚祝いに

料金は1回あたりのデジタル化の申し込み本数によって異なり、1~4本までは1本あたり2680円で、15~50本になると同1480円となる。「孫娘の結婚祝いとして、生まれた時から撮りためていたビデオテープのデジタル化を申し込んだ」(70代女性)など、利用者の7割以上が50代以上という。

パソコン専門店のピーシーデポコーポレーションもIT関連の有料サポートサービスの会員向けに、ビデオをデジタルデータに変換してクラウド上に保存する「想い出スマートビデオ」を昨年から提供している。店頭でも申し込みを受け付けており、ちょっとした備品を購入するついでなど気軽に申し込みやすい。

3社ともクラウドを介して動画を見る仕組みだ。IDやパスワードを共有すれば、利用者本人だけでなく、遠くに住む年老いた祖父母に孫の動画を簡単に見せることも可能。さらにいずれ劣化するテープやDVDなどの記憶媒体に比べ、クラウド上に保存したデータはクラウドサービスそのものがダメージを受けない限り失われにくい。

今後も「(人生の最期をどう迎えるかを考える)終活が広まるなか、思い出をデジタル化しようとする動きも活発になる」(NTTコムの三浦康徳氏)とみられ、利用はさらに増えそうだ。

(消費産業部 小林宏行)

[日本経済新聞夕刊2013年10月3日付]

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