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こころ・宮本武蔵…名作を無料で読むための基礎知識 パソコン・スマホ・専用端末で

2013/8/29 日本経済新聞 プラスワン

読みたい文学作品は、これまでなら書店で購入するか、図書館や友人から借りるしかなかった。電子書籍の登場で書籍を電子データとして扱える現在、端末さえあれば、著作権の切れた名作は無料の電子データとして入手し、読めるようになった。誰もが夏目漱石全集を無料で持てる時代だ。

作家、吉川英治の人気小説「宮本武蔵」が今年から無料で読めるようになった。死後50年が経過した作家の作品として著作権が切れたためだ。ほかに「私本太平記」などの吉川作品もすでに無料で公開されている。

電子データとして公開された名作を読むためには(1)パソコンを使う(2)スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)に専用アプリをインストールする(3)電子書籍リーダーの専用端末を使う――などの方法がある。

吉川英治のほかにも今年から民俗学者である柳田国男の作品の著作権が切れ、代表作「遠野物語」も電子データが公開されている。ただし紙の書籍はあっても、電子データに変換されていない作品もある。

それ以前の文豪の作品となると、すでに電子データとして数多く配布されている。夏目漱石や森鴎外、芥川龍之介、太宰治などの名作は、ほとんど電子データで入手して無料で読むことができる。

翻訳の著作権が切れた海外作品も多い。ロシアの文豪ドストエフスキーやチェーホフの作品、英国の作家コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズなどの翻訳も無料で読める。ピーターラビットの絵本もある。

こうした著作権の切れた名作の電子データ化を精力的に進めているのが、ボランティアで運営している「青空文庫」だ。短い作品を含め、すでに約1万2000点を登録し、同サイトからパソコンに自由にダウンロードできる。

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