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今年もマナーを心掛け、さわやかにスタートしたいものです。そこで1月は心新たに、最も身近な「約束を守る大切さ」について考えてみましょう。まずその代表格ともいえる「待ち合わせ」についてです。

先日、午前10時待ち合わせの相手から「いま駅に着いたので、これからバスに乗ります」と10時ちょうどに電話がありました。結局到着したのは10時15分で、遅刻です。でも当人はあまり悪いとは思っていない様子で「遅くなりました」と言っただけ。

こうしたケースは携帯電話が普及してから、とても多くなったと感じます。いつ、どこにいても連絡がとれる気安さが、時間厳守という約束意識を曖昧にしてしまっているのでしょう。

目的地の確認も「大丈夫。これがあるから」とスマートフォン(スマホ)頼み。事前の確認の手を抜いたために道に迷ったりするなど、お互いについやってしまいがちなので気を引き締めたいですね。

約束した時間は、相手が誰であろうと厳守することが社会の基本です。約束を守る人とは信頼関係が生まれ、いつも遅刻する人はもうそれだけで人間的に信じてもらえなくても仕方がありません。

遅刻したときは「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と頭を下げて謝ること。また仕事や遊びなどそのときの目的に応じて、5分前、10分前などゆとりを持って到着することも常識です。ぜひ再確認してください。

(コミュニケーション塾主宰 今井 登茂子)

[日経プラスワン2013年1月5日付]

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