かかりつけ薬局を持とう 生活改善・健康食品の助言も

薬局のサービスが拡充し医療の担い手としての重みが増している。生活習慣の改善を指導したり、健康食品の選び方をアドバイスしたり。処方箋に基づいて薬を提供するだけの場所ではなくなりつつある。禁煙治療の分野では、医師と共同で薬物管理をする試みもまもなく始まる。身近な健康ステーションとして「かかりつけ薬局」を持ってみてはどうだろうか。
糖尿病を防ぐための栄養相談にのってくれる薬局も(横浜市のクオール薬局)

「良い具合に血糖値が下がってきましたね」。薬局チェーンのクオール薬局港北店(横浜市)。薬剤師の久光直子さんは30代の男性客にこう話しかけると、食事の内容などが書き込まれたノートのチェックを始めた。

同店は希望する顧客に30~40分程度のカウンセリングを無料で実施しており、薬剤師や管理栄養士が健康食品の活用を提案したり、生活習慣病を予防・改善するための栄養指導をしたりする。

この男性は4年半前から月1~2回のペースで来店。約175センチの身長に対し、体重が多い時で87キロあり、糖尿病予備軍と言われていた。「食事を改善した結果、標準体重に近い69キロに減った。治療中のアトピー性皮膚炎の症状もよくなってきた」と喜ぶ。久光さんは「食事や生活習慣を知っておくと、薬を選ぶ際の参考になる」と話す。

同店のように、薬剤師のほかに管理栄養士などの専門家を置く薬局が徐々に増え始めている。窓口で簡易血糖検査ができるところもあり、健康を自分で管理する「セルフメディケーション」の場を提供している。

健康食品の講座

「やせる」「美肌効果」「血圧や血糖値にいい」――。健康食品や化粧品類にはこんな宣伝文句がよく使われるが、使い方を一つ間違うと、重いアレルギー症状が出ることがある。処方薬との飲み合わせによって、体調に悪影響が出る人もいる。

茨城県でフローラ薬局を運営する薬剤師の篠原久仁子さんはハーブや健康食品、漢方などの正しい使い方を教える講座を開いている。

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