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髪の日焼けにも注意 手遅れになる前に素早くケア

2012/8/16 日本経済新聞 プラスワン

夏の強い太陽光線は、切れ毛や色あせなど髪へのダメージの原因となることが最近の研究で分かってきた。一方、肌のシワは光による老化で、シミは一種の炎症だという。秋以降に影響を残さないためには早めのアフターケアが大切。効果を期待できるアミノ酸などが入った製品開発も進んでいる。

長期休暇で東南アジアのリゾートに出かけたA子さん(39)。「帰国後に髪が心なしか赤茶色になり、きしむようになった。切れ毛も目立つ」と訴える。原因は太陽光線と高い湿度、海水やプールの水に含まれる塩分や塩素などだ。

■海水で状態悪化

髪へのダメージは「太陽光による酸化ストレス」(日本ロレアルR&Iセンターの須山京子ヘアケア製品開発研究室マネージャー)。紫外線が当たると髪の成分が変化して、髪を構成するたんぱく質などが壊れる。

紫外線以外の可視光線でも、髪表面にあり髪を保護する役割をしている脂質が壊れ、黒い髪色のもとであるメラニン色素が縮んだり、流出したりする。ここに湿度や塩分などが加わると状態はさらに悪化する。資生堂リサーチセンターの実験では、4週間分の太陽光のエネルギー量を真水と海水に漬けた髪の毛にあてたところ、海水に漬けた方が2倍ダメージがあった。

「メラニン色素が流出するとツヤが無くなるだけでなく、頭皮を紫外線から守る力も弱まる」(資生堂ヘア製品開発グループの萩原基文氏)との指摘もある。

一方、シワやシミなど肌へのダメージも大きい。

シワの主な原因は紫外線による光老化だ。皮膚は大きくわけて角質層、表皮、真皮の3層構造。波長の短い紫外線B波は表皮に働きかけて小じわの原因になり、波長の長い紫外線A波はより深い真皮の細胞を刺激、ハリや弾力を作るコラーゲンなどに働きかけて深いシワやたるみができる。

シミは最近の研究で、慢性的な炎症が原因であること分かってきた。「放置しても治る日焼けとは異なる」(資生堂スキンケア研究開発センターの長谷川聖高氏)。メラニン色素は表皮の下層にあるメラノサイト(色素細胞)と呼ぶ細胞でできるが、紫外線を受けて体内に発生した炎症性物質がこのメラノサイトを刺激、メラニン色素が必要以上にできてしまう。さらに古い皮膚から新しい皮膚への入れ替わりが進まないことでシミができる。

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