自分がどのタイプに属するかは、顔が赤くなるかならないか、二日酔いなどお酒が残りやすいか残りにくいかでおおよその見当がつく。自分のタイプを理解して、お酒を楽しみたい。

より正確に自分のタイプを知るには、久里浜医療センターなどを通じて血液検査や唾液(だえき)、つめなどによる検査を受ければ酵素の遺伝子を調べられる。何かの機会に自分の体質を検査しておくと、健康管理に役に立つはずだ。

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■純アルコール量を算出

お酒を飲む際に忘れてはならないのがアルコール量の把握。「お酒の純アルコール量をグラムに換算して計算すると分かりやすい」と樋口院長は説く。これを算出する計算式が「お酒の量(ミリリットル)×アルコール濃度×0.8(アルコール比重)」だ。

たとえばビールの中瓶なら、500(ミリリットル)×0.05(アルコール濃度)×0.8=20グラム、日本酒2合なら、360×0.15×0・8=43・2グラムとなる。そもそもアルコールの分解速度は個人差が大きく、食事、睡眠、体調などによっても異なるため、人により3倍以上の開きがあるそうだ。

男性の方が女性よりも1時間あたりのアルコール分解量は多い傾向があり、男性平均は約8.5グラム、女性は約6グラムとされる。「食事をとりながらゆっくりと飲酒するのが健康を守る秘訣。純アルコール量は1日平均20グラム以下がよい」(樋口院長)そうだ。

(編集委員 小林明)

[日経プラスワン2012年7月21日付]

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