夏の気になる体臭 わき・頭・足…場所別の原因と対策

関東以西を中心に蒸し暑い日が続いている。そんな中、気をつかうのが汗や体のにおいだ。さわやかに夏を乗り切るための汗とにおい対策を紹介する。

節電の夏、自宅やオフィス、公共機関でも冷房を控えているため、あふれ出す汗に閉口することが多い。ふと体を動かした時や、満員電車などで気になるのが、汗とにおいである。

実は、じめじめした梅雨から夏本番までの季節の変わり目にかく汗が一番においを感じやすいという。「この時期、まだ汗腺の機能が十分に発揮できず、においの元となる成分をたくさん含んだ汗が出るからだ」と体臭や汗の専門治療を行う五味クリニック(東京都新宿区)の五味常明院長は説明する。

汗とは、血液から液体成分の血しょうを汗腺が取り入れた後、再びミネラルなどを血液に戻した残りだ。汗腺の機能が低いと戻しが不十分になり、血しょうの中の成分が多く含まれる濃い汗になる。その結果、汗中のアンモニアや尿素などの成分が細菌によって分解されてにおいが発生する。

特に運動などで日ごろ汗をかく習慣がない人の場合、涼しい時期には汗腺の機能が低下しているので、におう汗をかきやすい。

こうした汗のにおい対策には、こまめにアルコール入りのウエットティッシュなどで汗を雑菌とともに拭き取るのがいい。

一方、わきのにおいには、こうした通常の汗のにおいだけでなく、いわゆる「わきが」もある。わきがの原因は、汗腺の一種であるアポクリン腺から分泌されたタンパク質や脂肪を含む粘り気のある汗。この汗が皮膚上の細菌によって酸化されたり分解されたりすると、独特なにおいになる。この場合も、こまめにわきを拭き取るほか、殺菌剤入りの制汗剤を使用すると効果がある。

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