梶山医師は「体重が1キログラム減るごとに、腹囲が1センチメートルずつ減っていれば、理想的な体重の落ち方。一度、走って3キログラムも体重が減っているときは脱水症状の恐れがある。こまめに水分を補給することが大切」とアドバイスする。

自転車はランニングほど消費カロリーは大きくないが、「風を切って走る爽快感から長く続けられるのがメリット」と名古屋市立大学の高石鉄雄准教授は指摘する。ランニングに比べて自転車は膝への負担が少なく、体重が重い人にも向いている。ただ「高血圧など既往症がある人が自転車通勤などを始めるときは医師に必ず相談してほしい」と高石准教授は注意を促す。

自転車に乗る人は原則、車道の左側を走り、薄暗くなったらライトをつけるなど交通ルールを守ることも忘れないように。

(編集委員 西山彰彦)

ひとくちガイド
《本》
◆メタボ解消に効果的な乗り方について知るには「自転車で健康になる」(日本経済新聞出版社、中村博司/高石鉄雄著)
◆自転車通勤などを始めるにあたって自転車のルールを知るには「自転車ツーキニストの作法」(ソフトバンク新書、疋田智著)

[日本経済新聞朝刊2011年5月22日付]