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返事には様々ないい方がありますが、その中でも「はい、お預かり致しました」「はい、お引き受け致しました」は、実に生活に密着している返事だと改めて気付くことがあります。

外出時、管理人さんに留守中の連絡先を書いたメモを渡したとき、「はい、確かにお引き受けしました。行っていらっしゃいませ」と気持ちよく送り出してくれました。

クラス会の資料を次の幹事にバトンタッチしたとき、友人はしっかりと、「じゃあ、確かにお預かりしますね」と言いながら引き受けてくれて安心でした。

このように職場だけでなく、日常生活の至るところで活躍している言葉です。その小さなひと言が相手に安心感や信頼感を与えるからなのでしょう。

買い物の支払いの時、レジでトレーの上に現金やカードを載せますが、黙ってカードをつかみとり、店の奥や別の場に持ち去られるととても不安です。きちんとした店では、必ず「ではカードをお預かり致します」と声に出して確認してくれます。

職場の中でも、責任のある仕事を任されるようになってきた時は、返事のしかたに気を付けましょう。

上司・先輩、クライアントはもちろんのこと、同僚や後輩であっても、何か仕事を依頼されたら、「はい、確かにお預かりいたします」「はい、確かにお引き受けいたしました」と誠意をこめて伝え、信頼関係を築いたなかで、仕事を進めてください。

(コミュニケーション塾主宰 今井 登茂子)

[日経プラスワン2011年5月21日付]

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