不安感で発症も

しかし、川崎さんの場合、不整脈と診断された後から、それまではなかったどうきを感じるようになったという。「実は、健康診断で不整脈と言われたことが原因で、症状が始まる人が少なくない。というのは、不安感という精神的ストレスが、期外収縮を起こす原因になるからだ」と山下部長。医療機関で十分に説明を受け納得することが大切だ。

北里大学北里研究所病院(東京都港区)の循環器内科の赤石誠部長は「不安な場合には、セカンドオピニオンや、民間で行われている電話相談などを利用するのも一法だ」とアドバイスする。それでも症状がおさまらないときには、抗不安薬などを処方してもらうといい。

また、特に若い女性が健診で指摘されがちなのが、洞徐脈だ。これは、1分間に脈拍が40回以下に落ちる状態だ。健康な人でも睡眠時には心拍数は毎分30回程度にまで落ちることがあるので、症状のない洞徐脈の多くは危険ではない。「健康診断では、採血が引き金となって、一時的に洞徐脈を起こすことがある。ただし、それまでに失神や、めまいを起こしたことがある場合は、24時間心電図検査を受ける。異常があれば、しかるべき治療が必要」(山下部長)という。

こうした比較的「怖くない」不整脈に対して、注意が必要なのが心房細動という種類の不整脈だ。

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