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男性更年期、怒りっぽくなったら要注意

2011/3/8 日本経済新聞 プラスワン

「なにもする気がしない」「眠れない」「いらいらする」――。50~60代を中心とする中高年男性で、こんな鬱症状が長引くのなら、男性ホルモン(テストステロン)の著しい低下が原因かもしれない。「男性更年期」ともいえる体の変調で、「加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群」という。家族が最初に気がつくことも多い。あなたの家のお父さんは大丈夫?。

鬱症状が長引く人は、一度、LOH症候群に詳しい医師に相談するのもよいだろう(国際医療福祉大学病院提供)

「怒りっぽくなったよ」。栃木県那須塩原市在住の角田弘一さん(仮名、65)は、7年前から、妻にこう指摘される機会が増えた。自分では「変化」に気がついていないのだが、声を荒らげるようなこともあったという。半年前には「しかられているようで嫌。もうしゃべりたくない」とまでいわれてしまった。

妻が気づき受診

鬱病なのかと心療内科で何回か診てもらったが、脱力感や無気力などが改善する気配はない。昨年秋ごろ、たまたま妻が病院の壁にはってあるポスターを見つけ、男性更年期を知った。国際医療福祉大学病院を受診、男性ホルモンの減少からくるLOH症候群との診断名がついた。

これまで4回、男性ホルモンを補充する治療を受けた。最初の筋肉注射で、数年来続いていたもやもや感がなくなった。両足のしびれやじくじく感も和らいだ。体もぽかぽかとあたたかく、体重は変わっていないのに軽くなった気もする。ウオーキングなども苦でなくなった。妻からも「怒りっぽさも減り、言葉が穏やかになってきた」といわれるようになった。

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