ヒゲそり 肌いたわってヒリヒリ抑制

そる順番にも注意

カミソリでヒゲをそる時に最も気をつけたい点として、シック・ジャパン技術本部の蜂谷隆マネジャーは「ヒゲに水分を与え、十分に柔らかくしてからそること」をあげる。乾いた状態だと同じ太さの銅線並みの硬さで、硬いままそると肌に無理な力がかかり傷める原因になる。

そる前にヒゲを湯でぬらし、2~3分待ってたっぷり水分を含ませる。シェービング剤やせっけんを使えば、皮膚の表面の脂を取り除け、ヒゲに水分が浸透しやすくなる。肌と刃の間の摩擦を減らし、肌にかかる力を小さくする効果もある。

そり方はヒゲの生えた方向に沿ってそる「順ぞり」が基本。生えた方向に逆らう「逆ぞり」は順ぞりではそりにくい口の回りなどにとどめる。

そる順番にも気を配りたい。あごや口の回りのヒゲは硬くそるのが難しい。十分にヒゲを柔らかくしてからそるのがよい。平面的でそりやすいほおやもみあげ、首回りを先にそろう。

焦らずゆっくりそるのも大事で「肌の弱い人でも、肌荒れが起きにくい」(蜂谷氏)。

電気シェーバーを使う場合はヒゲをぬらさずにそる。「外刃と内刃でヒゲを挟むため、ヒゲが柔らかいと切りづらい」(P&Gジャパンの日高貴洋ブランドPRマネージャー)からだ。

電気シェーバーの場合はカミソリとは違って「逆ぞり」が基本だ。肌に直角に当てて逆ぞりでそると、外刃の網目の間に効率よくヒゲが入る。強く押し当てすぎると網目に皮膚が入り込み、皮膚を内刃でそぎ落としてしまう。肌がわずかにへこむ程度の力にとどめよう。

どうしても肌を傷めたくない人は、シェービング剤などでヒゲを柔らかくし、防水型でそる方法もある。切れ味はやや劣るが、肌への負担は最も軽い。

シック・ジャパンの調査によると、日本では電気シェーバーを主に使う人が52%でカミソリを使う人が44%と、わずかに電気シェーバー派が多い。欧米ではカミソリ派が多数で、短時間でそるのが電気シェーバーの利点と考えると、日本人は欧米人よりも慌ただしく朝を過ごしているといえるのかもしれない。

→次ページは「起床後すぐは禁物」

ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント
注目記事
ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント