神経の炎症「多発性硬化症」、治療 着実に進歩
一度の発症で重症化 病名判断見直しも
女性に多く、患者数が約1万人いる多発性硬化症(MS)は神経系の難病だ。根本的な原因はよくわかっていないが、新薬の臨床試験(治験)が国内でも始まり、治療法を決めるカギとなる検査方法も確立された。一方で、これまで多発性硬化症の一種とされてきた疾患を別の病気として見直す動きがあり、患者が戸惑う事例も出始めている。
症状まちまち
多発性硬化症の患者の体では神経のどこかで炎症が起きている。炎症の場所次第で目...
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