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2013年家族は「シェア上手」に進化する?

夫婦分業、若者に新しいかたち

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NIKKEI STYLE

 2013年に家族のかたちはどう進化していくのか。これまでの夫婦分業は少しずつ姿を変え、若い世代を中心に、それぞれ好きなことを分担するシェア上手な暮らしも始まっているようだ。コラムで続けているアンケートの結果をもとに、6人の筆者が語り合った。

「お掃除男子」増殖中

草食系男子年末はホント、忙しいね。僕なんか、家で大量に餅をつくったけど、まだ、肝心の大掃除は終わっていない。大みそかだっていうのに、これから大変ですよ。

バブル系男子 「大掃除の主役は誰?」と題して、読者にアンケート調査をお願いしたら、「大掃除は私の出番です」「妻の掃除に満足できないから(僕がやる)」「妻は年末、仕事です」といった男性の回答が結構あった。掃除を率先してやっている「お掃除男子」が増えているね。

頑固系男子 驚きだなあ。家事をする男性って、本当にそんなに増えているのかい。

バブル系男子 もちろん、依然として「妻が主役」は多い。世代によってもまちまちだから、ひとくくりにはできないけれど、夫が家事で存在感を強めているのは間違いないでしょう。

ちゃっかり系女子私の知っているアラサー男子は、洗濯にすごくこだわりがある。私は柔軟剤のことを彼から初めて教えてもらった。

崖っぷち女子 最近は、むしろ女子のほうが洗剤を入れないで、柔軟剤を使って洗濯しているとか、びっくりするような話をよく聞く。

ちゃっかり系女子 私の友達のお掃除男子は、毎日、床を掃除しないと気がすまない。「僕、自分の家の排水口には自信があるんだ」とも言っていた。

頑固系男子 どうして、そんなに掃除したがるのかな。

カウチポテト族とは違う!

ちゃっかり系女子気持ちのいい家に住むのが趣味なんだと思う。うちが大好きで、うちでネットをして、こもっているのが一番みたい。

頑固系男子 ああ、それだったら昔もいたな。たしか、カウチなんとかって言った……。

姉御系女子それは違う!

崖っぷち女子 バブル期のカウチポテト族は、床が汚くても平気だった。でも、今のお掃除男子は床がピカピカなの。自分が今いるところは居心地を良くしておきたい。最初は、いすにこだわるあたりから始まり、だんだん、関心が広がっていく。それで最後に、キュッ、キュッ、キュッとなる。

頑固系男子うーん、僕は掃除は嫌いだな。もちろん、家はきれいにしておいてほしいけれど、自分で床をふくなんて、ありえない。

姉御系女子 あら、それって、一番嫌われるタイプじゃないの。

頑固系男子 どういうこと?

姉御系男子 ボク、よごす人。でも、よごれたのは嫌、というのが一番始末に負えないということよ。

頑固系男子じゃあ、若いお掃除男子のことをどう思う?

姉御系女子 いいと思いますよ。掃除をやれと命令する男に比べたら、自分で掃除しているわけだからねえ。飼っておきたいくらいね。掃除、洗濯は、着実に達成感があるから、楽しいみたいよ。今の世の中、仕事ではなかなか達成感がないから、わかりやすく達成感が得られるのは最高なのでしょう。だいぶ、意識が変わってきているな。

若い世代は「住み分け」がうまい

崖っぷち女子感覚的なものだけれど、料理が好きな人は、片付けがそんなに好きではない。逆に、片付け魔の人は、料理が下手だったりする。一方が作ったら、もう一方が片付けるような分業がある。

草食系男子そうそう、マンションで部屋をシェアしている若い女性たちが、同じようなことを言っていた。その人たちも、きれい好きな人が掃除を担当して、料理の好きな人が料理に腕をふるっている。そんなふうに分業して、うまくやっている。今の若い人は、同居の仕方がうまくなったのかな。

ちゃっかり系女子 私の友達も、ルームシェアをしているのだけど、キッチンなどを使う時間帯が違っていて、「時差」があるから住み分けができている。その一方で、集まるときは、うまく集まる。

頑固系男子 そういう人たちは、家族ができても、同じように分業して、上手にシェアしていくのかな。

草食系男子以前のように男性が外で働いて、女性が家事をすべて担当するというのでなく、それぞれの好き嫌いを理解した上で、柔軟に分業をするケースは、若い世代で増えている気がする。

崖っぷち女子 以前は、たとえば潔癖症の男性がいたら、自分では掃除を担当しないで、奥さんに小言を言い、嫌がられるばかりだったかもしれない。自分できれいにするのが一番いいのに、そういう分業の仕方を思いつかなかったのだと思う。それに対して、今の20代の人の話を聞くと、上手に分業してうまくつながっている。そのあたりの感覚がすごい。

バブル系男子 そうなれば、いい夫婦関係ができてくるね。「シェアハウス型家族」とでもいえるかな。

祖父母だけに頼るわけにも…

崖っぷち女子ついでに夫婦だけでなく、もっと家族をオープンにして、ほかの人たちと子育てなんかもシェアしていくといいな。

バブル系男子 子育てが始まると、夫婦2人だけではもたないこともあるよね。だから、子育て中の家庭で、祖父母が子育てに参加するようになっている。祖父母の支援が受けられるかどうかで、妻が働き続けられるかどうかも変わってくる。

崖っぷち女子 けれども、晩婚化や晩産化で、祖父母がもはや支援しづらいくらい高齢になっていることもある。

草食系男子 そういうケースが増えてくるかもしれないね。祖父母も働くようになってくると、子供の面倒をみていられなくなる面もある。そうなると、日本の子育てを支えていた親族ネットワークは崩壊して、いよいよ少子化が進んでいく……。

崖っぷち女子 これから頼りになるのは、地域の人たちだと思うな。特に50代、60代の女性で、なにか貢献したいという気持ちが強い人たちが支えてくれる。例えば、共働き家庭の子供を預かってくれる人たちが広がればとても心強い。働く母親同士のネットワークだけだと、お互いに働いているから、助け合うのがどうしても大変なことがある。結局、近くにいる人がいちばん頼りになるのよ。

バブル系男子 パズルに例えていえば、欠けているピースを埋める人たちがいないと成り立たないよね。

頑固系男子 子育てだけでなく、介護でも同じことがいえるね。そういう場合は、地域で支えてくれる人たちが、金銭的な対価を受ける仕組みもあっていいのじゃないかな。

崖っぷち女子 もちろん、あっていいと思う。

バブル系男子 世の中全体がどんどん忙しくなっている中で、そういう仕組みづくりは大事だよね。親族だけでなく、地域の人たちとうまくつながっていけるようにしないと、みんな、立ちいかなくなる。

草食系男子 うまくつながって、いろいろなことを上手にシェアできるようになれたら面白いな。そうした中で、みんなに育てられる子供は、今までにない、地域にオープンな感覚を持って、進化していくかもしれないよ。

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