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ブームの予感(日経MJ)

写真を劇画調に アプリ「漫画カメラ」ヒットの秘密 1カ月300万ダウンロード 笑える脱力感

2012/11/11

■画像SNS、投稿写真に「自分らしさ」味付け

スマホ向け画像共有アプリ「インスタグラム」、画像特化型交流サイト(SNS)「ピンタレスト」――。SNSで写真の存在感は日々高まっている。インスタグラムはフェイスブックが買収、ピンタレストには楽天が出資するなど、画像SNSは巨額の資本を動かし始めた。

注目されるには気の利いた文章を、と考えがちな文字の投稿とは異なり、写真は言語の壁を越えて世界中の人に自分のセンスをアピールできる。画像加工アプリはこうした写真投稿に自分らしさを味付けする。

アンドロイド総合情報サイト「アンドロイダー」の百名覚編集長によると画像加工アプリは(1)自分の顔を美しくみせる「自分撮り系」(2)食べものに特化した「食事系」(3)インスタグラムなどの「共有系」――に大別される。それぞれのカテゴリーで「あったらいいなと思いながら、まだ誰もやっていないこと」(百名編集長)を実現するアプリにヒットの芽が眠る。

日本発アプリではプリクラ風のデコ機能を搭載した「Snapeee(スナッピー)」や、食事系の「miil(ミール)」が若者を中心に人気を集める。競合ひしめく中で漫画カメラが爆発的なヒットとなった理由は何か。iPhone向けアプリ情報サイト「AppBank」の高橋亮編集長は(1)フレームを選んで撮るだけという単純さ(2)画像加工の効果が目に見えて分かる――の2点を挙げる。

スマホは急速に普及した。ITにそれほど詳しくない一般の利用者に、どうアプリを使ってもらうか。それを考える時、漫画カメラが目指した誰でも使える分かりやすさや、インパクトの強さは武器になるだろう。

(松本史)

[日経MJ2012年10月26日付]

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