MONO TRENDY

ブームの予感(日経MJ)

顔に太ももにシール 歩く広告、街をゆく SNSに投稿、拡散力高く

2012/10/28

顔や足など自分の体に広告を貼った人が街中を闊歩(かっぽ)し始めた。場所を選ばず露出可能で、すれ違う誰もが振り向くほどインパクトは大きい。交流サイト(SNS)では広告媒体となった本人の投稿が注目を集め、その姿はネット上で拡散。企業も効果の大きさに注目する。今度はどこに、どんな広告を貼るのか。文字通り体を張ったPR合戦が熱を帯びる。

■顔に広告シール、朝から晩まで8時間以上

頬に広告を貼る大川竜弥さん

横浜市在住の大川竜弥さん(30)は7月、頬に企業の広告を貼って1日を過ごす「顔面広告」を始めた。自分で立ち上げたサイトで広告主を募集。依頼を受けた企業のロゴなどを水貼りシールに印刷して頬に貼り、朝から晩まで8時間以上を過ごす。新しいアプリを開発したネットベンチャーや飲食店など、既に40件近くを顔面でPRしてきた。

広告料金は1日1万円。基本的には朝、自宅を出て六本木に向かい、打ち合わせなどをこなして帰宅するまでが広告の時間。ただし場所や時間の指定にも可能な限り対応する。

日々の広告企業はサイトなどでも紹介

仕事仲間との会話の中でアイデアが生まれ、「ネットとアナログの組み合わせに面白さを感じやってみることにした」(大川さん)。サイト「顔面広告」では毎日のスポンサー企業をカレンダー形式で掲載し、各社のサイトにアクセスできるようにしている。ツイッターやフェイスブックにも活動の様子を投稿して広告を拡散。大川さんを見かけた人がツイッターなどに投稿することもある。コワーキングスペースを運営するインクルードデザイン(東京・渋谷)の北川巧社長は「広告を出した日はサイトへのページビューが3倍に増えた」と言う。

■村上隆氏の新書、女性の太ももでPR

大川さんの元には「自分もやりたい」という問い合わせが相次ぐ。だが、大勢が顔に貼れば注目度は下がる。そこで、誰もが自分の身の回りのものを広告媒体として登録するサイト「どこでもアド」を10月後半にも立ち上げ、自ら運営する。「インディーズバンドが機材を載せる車に広告を貼れば、収入にもなるし、自分たちも話題になる」

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